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J-GLOBAL ID:202202239778840446   整理番号:22A1018134

空気ギャップを介した電界印加法による高分子絶縁材料内の分極電荷計測の提案

Proposal for the Measurement of Polarized Charges in Polymeric Insulating Materials by Applying an Electric Field Through an Air Gap
著者 (5件):
資料名:
巻: 142  号:ページ: 116-121(J-STAGE)  発行年: 2022年 
JST資料番号: S0808A  ISSN: 0385-4205  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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以前に,パルス静電応力法は,試料-電極界面で真電荷と分極電荷を分離できなかった。これは,測定装置の位置分解能が十分でないためである。本研究では,パルス電圧とDC電圧で空気ギャップを介して試料に印加することにより真電荷と分極電荷を分離することを試みた。分極電荷は誘電分極により形成されるので,誘電率は分極電荷量を測定することにより計算できる。それ故に,本論文では,初期研究としてstep電圧を印加した場合に,異なる比誘電率が異なる高分子絶縁材料の分極電荷を測定した。その結果,試料-空気界面で電荷信号が分極電荷を反映することが観察された。その結果,PEA法は試料内の電荷分布を観察しながら誘電率を測定できることを示唆した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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電気絶縁材料  ,  絶縁材料 
引用文献 (7件):
  • (1) 長谷川侑香・大木義路・福永 香・水野麻弥・佐々木謙介:「多くの高分子の超広帯域周波数での複素誘電率スペクトル」, 電学論A, Vol. 135, No. 2, pp. 63-68 (2015)
  • (2) 高温下におけるPEA法を用いた空間電荷分布波形測定の校正法標準化とPEA法の応用測定技術調査専門委員会:「高温下におけるパルス静電応力法による空間電荷分布測定の校正法」, 電気学会電気規格調査会テクニカルレポート, JEC-TR-61010 (2020)
  • (3) H. Miyake and Y. Tanaka : “Space Charge Distribution in Polymethyl Methacrylate and Quartz Glass Irradiated by Protons”, <i>Sensor & Materials</i>, Vol. 29, No. 8, pp. 1213-1222 (2017)
  • (4) Y. Li, M. Yasuda, and T. Takada : “Pulsed electroacoustic method for measurement of charge accumulation in solid dielectrics”, IEEE Trans. DEI, Vol. 1, No. 2, pp. 188-195 (1994)
  • (5) IEC Technical Specification : “Calibration of Space Charge Measuring Equipment Based on Pulsed Electro-acoustic (PEA) Measurement Principle”, IEC/TS 62758 (2012)
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