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J-GLOBAL ID：202202240419415984   整理番号：22A0973703

リグニン二量体とβ-シクロデキストリンとの錯体形成及びESI-MS,等温滴定熱量測定及び分子動力学シミュレーションによる結合安定性分析【JST・京大機械翻訳】

Complexation of Lignin Dimers with β-Cyclodextrin and Binding Stability Analysis by ESI-MS, Isothermal Titration Calorimetry, and Molecular Dynamics Simulations

著者 (9件)： Dean Kimberly R. (Department of Chemistry, University of Kentucky, Kentucky, United States) ,  Novak Brian (Department of Mechanical and Industrial Engineering, Louisiana State University, Louisiana, United States) ,  Moradipour Mahsa (Department of Chemical Engineering, University of Kentucky, Kentucky, United States) ,  Tong Xinjie (Department of Mechanical and Industrial Engineering, Louisiana State University, Louisiana, United States) ,  Moldovan Dorel (Department of Mechanical and Industrial Engineering, Louisiana State University, Louisiana, United States) ,  Moldovan Dorel (Center for Computation and Technology, Louisiana State University, Louisiana, United States) ,  Knutson Barbara L. (Department of Chemical Engineering, University of Kentucky, Kentucky, United States) ,  Rankin Stephen E. (Department of Chemical Engineering, University of Kentucky, Kentucky, United States) ,  Lynn Bert C. (Department of Chemistry, University of Kentucky, Kentucky, United States)
資料名： Journal of Physical Chemistry B  (Journal of Physical Chemistry B)
巻： 126  号： 8  ページ： 1655-1667  発行年： 2022年 
JST資料番号： W0921A  ISSN： 1520-6106  CODEN： JPCBFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： リグノセルロースバイオマス由来のリグニンは地球上に存在する再生可能なバイオ芳香族化合物の最大源であり,高価値分解生成物を選択的に得るために環境的に持続可能な分離戦略を必要とする。超分子相互作用の応用は,シクロデキストリン(CD)との多様な包接錯体の形成によって,バイオマス分解画分からリグニン化合物を分離する可能性を有する。CDは,多くの応用のための選択的吸着剤として一般的に使用され,それらの内部疎水性空洞中のゲスト分子を捕捉することができる。潜在的リグノセルロースバイオマス分解生成物を代表するCDとリグニンモデル化合物間の超分子相互作用の強度は,結合安定性の熱力学を評価することによって特性化できる。結果的に,β-CDとリグニンモデル化合物G-(β-O-4′)-G,G-(β-O-4′)-truncG(グアイアシルグリセロール-β-グアイアシルエーテル)とG-(β-β′)-G(ピノレシノール)の包接相互作用を,分子動力学(MD)シミュレーションで補完したエレクトロスプレイイオン化質量分析と等温滴定熱量測定によって経験的に調べた。経験的結果は,結合タイプに依存する結合安定性に実質的な違いがあることを示した。リグニンモデルβ-β′二量体は,1:1,2:1,および1:2(ゲスト:ホスト)錯体化を含むより潜在的な結合状態を示し,結合安定性決定に基づいて,一貫して最もエネルギー的に好ましいゲストであった。経験的結果は,β-CDによるG-(β-β′)-Gの捕獲がG-(β-β′)-G(非バイアス距離軌跡と結合状態の陽的計数)の88%と比較して,G-(β-O-4′)-truncGに結合した66%確率で有望であることをMDシミュレーションによって支持した。これらの結果は,バイオマス画分からのリグニン化合物の環境的に持続可能な分離の開発のために,不均一系混合物からリグニンオリゴマの分離を助ける有望な材料としてCDsを示す。Copyright 2022 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 包接化合物 ,  熱力学 ,  *計算機シミュレーション ,  *リグニン ,  *熱量測定 ,  *錯体生成 ,  疎水性 ,  芳香族化合物 ,  *二量体 ,  オリゴマ ,  バイオマス ,  *分子動力学 ,  モデル化合物 ,  *エレクトロスプレイイオン化質量分析
準シソーラス用語： ゲスト分子 ,  *分子動力学シミュレーション ,  *等温滴定熱量測定 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (3件)： 分子化合物  (CE02000C) ,  神経の基礎医学  (GN01020W) ,  蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N)

タイトルに関連する用語 (9件)： リグニン ,  二量体 ,  β-シクロデキストリン ,  錯体形成 ,  ESI-MS ,  等温滴定熱量測定 ,  分子動力学シミュレーション ,  安定性 ,  分析