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J-GLOBAL ID：202202241061615622   整理番号：22A0367241

急こう配水路における流砂運動と流れへの影響に関する実験的研究

EXPERIMENTAL STUDY ON INTERACTION BETWEEN SEDIMENT MOTION AND FLOW STRUCTURE UNDER THE STEEP SLOPE CHANNEL

著者 (1件)： 溝口敦子 (名城大学 理工学部社会基盤デザイン工学科)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 76  号： 2  ページ： I_1129-I_1134(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 掃流砂,浮遊砂を含めた河床変動解析は,近年実用化されつつある.しかし,そのほとんどは1990年代までに蓄積された知見を用いており,それを援用した解析が多く見られる.また,三次元解析となると,本来は組み込まれるべき境界条件が二次元解析とほぼ同様であり,精緻に流れを解いても河床変動解析の精度は上がっていない.そこで,未だ解決していない課題と三次元解析などで流砂が及ぼす流れへの影響が組み込まれていない点に着目し,実験により考慮すべき機構について検討した. 本研究では,思考実験により跳躍高さを決める要素,跳躍時の速度変化などを示した.あわせて,固定床上に砂を流す水路実験を行いPIVにより速度分布,レイノルズ応力を算出し,流砂が流れに影響を及ぼす範囲を明示し,間接的に上層へも影響を及ぼすことを示した.あわせて流砂の粒径と底面に固定された粒径が異なる場合,流砂の量によって底面粗度の影響が受けることなども明らかにした.(著者抄録)

シソーラス用語： *勾配 ,  開水路 ,  土砂流送 ,  *流動 ,  *流送土砂 ,  河床変動 ,  跳躍現象 ,  実験 ,  粒子画像流速測定 ,  速度分布 ,  Reynolds応力 ,  粒径 ,  思考実験
準シソーラス用語： 河床変動解析 ,  *急勾配 ,  三次元解析 ,  実験的研究 ,  水路実験 ,  掃流砂 ,  速度変化 ,  浮遊砂 ,  流砂

著者キーワード (5件)： saltation ,  PIV ,  sediment transport ,  Reynolds stress ,  flow velocity distribution

分類 (2件)： 移動床,浮遊,沈殿などの水理  (RC10040U) ,  河川調査・計画  (RC12020M)

引用文献 (6件)：

• 1) 日野幹雄:固体粒子を浮遊した流れの乱流構造の変化,土木学会論文集,第92号,p. 11-22,1963.
• 2) 後藤仁志,辻本哲郎,中川博次:流体・粒子相互作用系としての掃流層の数値解析,土木学会論文集,No. 485/II-26,pp. 11~19,1994.
• 3) 可視化情報学会:PIVハンドブック(第2版),森北出版株式会社,pp.38-42,2018.
• 4) 中川博次,辻本哲郎:新体系土木工学 23 移動床流れの水理,pp. 47-48,pp. 98-122,pp.69-98,技報堂出版,1986.
• 5) 溝口敦子:流砂の存在が流速分布へ及ぼす影響の実験的検討,水工学論文集第64巻,(土木学会論文集B1(水工学) Vol. 75 No. 2),土木学会,I_877-I_882,2019.

タイトルに関連する用語 (6件)： 急こう配 ,  水路 ,  流砂 ,  運動 ,  流れ ,  実験的研究