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J-GLOBAL ID:202202241441979761   整理番号:22A0363245

トリウム系ダストフラックスの再検討と鉄肥沃化仮説への示唆

Revisit of thorium-based dust fluxes and their implications for the iron fertilization hypothesis
著者 (9件):
資料名:
巻: 78  号:ページ: 49-62  発行年: 2022年02月 
JST資料番号: G0159B  ISSN: 0916-8370  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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風塵は,海洋輸出生産への影響を通じて,海洋炭素循環に重要な影響を及ぼしている。ダスト沈着を復元するために,様々な上部大陸地殻(UCC)の232Th濃度を有する海洋堆積物中の232Thがプロキシとして広く用いられている。ここでは,全球に分布する海洋堆積物中の230-Th正規化232Thと直接測定したダストフラックスを比較することにより,UCC中の232Th濃度14ppmがダストフラックスを導出するための最適なパラメータであることを示す。この濃度を用いて完新世と最終氷期極大期(LGM)の両方でトリウムベースのダストフラックスを再計算したところ,ほとんどのコアで完新世よりもLGMのダスト堆積量が高くなることがわかった。さらに,南極周極流の変動に伴い,南極の南緯45度から55度の領域でLGMダストフラックスが著しく増加していることが明らかになった。さらに,230Th規格化過剰バリウムフラックスをまとめると,これらのトリウム由来ダスト沈着は,太平洋赤道域と南極域ではダスト由来鉄よりも上昇流由来の鉄が多く,ダストによる鉄の肥沃化は起こらなかったこと,北太平洋では栄養塩の垂直供給量の減少によって同様のケースが発生したことが示唆された。一方,南大洋の亜南極帯のほとんどの地域では,ダスト由来の鉄が輸出生産性を押し上げた。Copyright The Oceanographic Society of Japan and Springer Nature Singapore Pte Ltd. 2021 Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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水圏・生物圏の地球化学 
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