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J-GLOBAL ID:202202241456123031   整理番号:22A0433002

炭酸塩多孔質媒体中のアスファルテン分子の表面吸着による濡れ性変化【JST・京大機械翻訳】

Wettability alteration by surface adsorption of asphaltene molecular in carbonate porous media
著者 (7件):
資料名:
巻: 345  ページ: Null  発行年: 2022年 
JST資料番号: B0924A  ISSN: 0167-7322  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,炭酸塩貯留層岩石の濡れ性変化に及ぼす4つのアスファルテン試料の影響を調べた。アスファルテンの堆積前後の各コアの濡れ性を,相対透過率と接触角の2つの方法を用いて評価した。通常,コア試料はアスファルテン堆積後に油-湿潤を得て,表面の接触角は増加した。しかし,各原油の濡れ性の程度はアスファルテン組成に基づいて異なった。アスファルテン試料の元素分析によると,H/C指数のみはアスファルテン吸着能を示さなかった。硫黄はアスファルテン-アスファルテン相互作用を強化する元素であるが,方解石-アスファルテン相互作用を弱めた。酸素は,分子中の官能基とその位置に依存して,アスファルテンの方解石への吸着を高めることができる。アスファルテンと岩石粉末のFTIRスペクトルの結果によって,方解石表面へのアスファルテンの吸着のための3つの主な機構があり,次に濡れ性変化が続いた。最初の機構はアスファルテンと方解石の間の静電相互作用であり,これはアスファルテンの多環芳香族性のためである。アスファルテンと岩石の間の静電相互作用の強度は,アスファルテンの芳香族性と縮合指数に直接関係する。第2の機構は分散であり,芳香族環の側鎖がアスファルテンを岩石の表面に吸着させる。この機構の強度は脂肪族指数とアスファルテンの長鎖指数に比例した。2つの上述のものより重要でない3番目の機構は,FTIRスペクトルから計算したR_OH指数に比例する水素結合である。表面濡れ性によるアスファルテン吸着後の表面の静電特性の間の関係を研究するために,ゼータ電位を用いた。その結果,アスファルテンは,その酸性性質のため,方解石表面に吸着し,そのゼータ電位を負にすることが判明した。しかし,より負のゼータ電位は必ずしも接触角を増加させない。言い換えれば,表面の濡れ性と静電特性は明確な関係を持たない2つの異なるカテゴリーである。表面濡れ性はアスファルテンの芳香族性指数に依存するが,表面の静電特性はアスファルテン構造中の酸素と硫黄化合物の割合の関数である。最後に,元素分析と共に走査電子顕微鏡(SEM)を用いて,濡れ性変化後の方解石表面での種々の元素の分散を調べた。カルシウムと酸素は方解石生産の主な元素である。したがって,元素マッピングは,表面がアスファルテン(CaCO_3)の堆積の前にカルシウムと酸素で覆われることを示した。しかし,岩石表面上のアスファルテン堆積によって,カルシウムはいくつかの点で散乱する。この理由で,元素マッピングにおけるカルシウムの量は表面濡れ性のレベルに関連し,表面のカルシウムの割合が低いほど,アスファルテンは方解石に吸着され,接触角の変化は大きい。Copyright 2022 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
採収法  ,  油層工学 

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