文献

J-GLOBAL ID：202202241725866523   整理番号：22A0260916

画像診断による補修工を施した鋼矢板水路の再劣化実態の検出

Detection of Re-degradation of Repaired Steel Sheet Pile Canal by Image Diagnosis

著者 (3件)： 鈴木哲也 (新潟大 自然科学系 (農)) ,  萩原大生 (土木研 寒地土木研) ,  島本由麻 (東京農工大 大学院農学研究院)
資料名： 農業農村工学会誌  (Water, Land and Environmental Engineering)
巻： 90  号： 1  ページ： 27-30  発行年： 2022年01月01日 
JST資料番号： F0454A  ISSN： 1882-2770  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 補修工を施した鋼矢板護岸の再劣化は,既存施設の表面処理後の状態により被覆材との一体化性能に影響を及ぼす。本報では,補修工を施して10年が経過した鋼矢板護岸を対象に行った実態調査結果を報告する。特に,有機系表面被覆材の膨張に伴う再劣化部位について画像解析を試み,実態検出の可能性を検討した。検討の結果,可視画像をグレースケール画像に変換し,微分フィルタによるエッジ検出を適用することで矢板形状を明確に抽出できることが明らかになった。解析精度は,鋼矢板水路の構造,設置環境,補修範囲と使用画像の画素値に依存する。より具体的な画像解析には,詳細な鋼矢板水路の設置条件を把握する必要性が明らかになった。(著者抄録)

シソーラス用語： *画像診断 ,  *補強工事 ,  *水路 ,  開水路 ,  鋼矢板 ,  劣化 ,  実態調査 ,  表面処理 ,  被覆材 ,  護岸 ,  表面被覆 ,  画像分析 ,  グレースケール ,  エッジ検出 ,  可能性
準シソーラス用語： *補修工事 ,  *鋼矢板水路

分類 (3件)： 河川工事  (RC12030X) ,  土工計画,土工事  (RA07050R) ,  開水路の流れ  (RC10015U)

引用文献 (21件)：

• 1) 農林水産省農村振興局整備部設計課施工企画調整室:農業水利施設の補修・補強工事に関するマニュアル【鋼矢板水路腐食対策 (補修) 編】 (案) (2019)
• 2) 鈴木哲也, 浅野 勇, 石神暁郎:農業用鋼矢板水路の腐食実態と長寿命化対策-補修・補強・更新への性能設計-, 養賢堂 (2019)
• 3) 鈴木哲也, 森井俊広, 原 斉, 羽田卓也:地域資産の有効活用に資する鋼矢板リサイクル工法の開発, 水土の知80(10), pp.21~24 (2012)
• 4) 長崎文博, 鈴木哲也, 小林秀一, 佐藤弘輝:コンクリートを被覆した鋼矢板の曲げ特性評価に関する研究, セメント・コンクリート論文集67, pp.521~528 (2013)
• 5) 土田真生, 島本由麻, 鈴木哲也, 浅野 勇:鋼矢板-鉄筋コンクリート複合材の曲げ載荷過程における破壊挙動評価に関する研究, コンクリート工学年次論文集40(1), pp.1491~1496 (2018)

タイトルに関連する用語 (3件)： 画像診断 ,  補修 ,  鋼矢板水路