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J-GLOBAL ID：202202241894610480   整理番号：22A0469544

異方性フラクタルスペックルの生成

Generation of Anisotropic Fractal Speckle

著者 (3件)： 魚住純 (北海学園大 工) ,  中澤孝 (北海学園大 工) ,  中澤孝 (ツルハ)
資料名： 北海学園大学工学部研究報告  (Bulletin of the Faculty of Engineering, Hokkai-Gakuen University)
号： 49  ページ： 63-76  発行年： 2022年01月14日 
JST資料番号： S0067B  ISSN： 0286-5262  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 光学的に粗い表面に,ある範囲のべき指数を持つべき則関数の強度分布を持つコヒーレント光を照射すると,Fraunhofer回折領域でフラクタルスペックルパターンが観察されることが知られている。このようにして生成されたスペックルは,光軸に垂直な観察面において等方的なフラクタル性を持つ。そこで,異方性を持つフラクタルスペックルの生成の可能性を検討するために,べき指数を方向の関数とする異方性べき則関数照明について検討した。自然な異方性として,べき指数に楕円形を仮定し,Fraunhofer領域でのコンピュータシミュレーションによってスペックルパターンを生成した。シミュレーションでは,x方向のべき指数D_xを1.5に固定し,y方向のべき指数D_yを1.0から3.0まで変化させた。その結果,生成されたスペックルには実際に異方性フラクタルが観察され,x方向とy方向の結合効果も見いだされた。すなわち,x方向の照明べき指数を固定しても,D_yの変化により,x方向のスペックル強度の強度相関のべき指数が変化した。同様に,y方向の照明光べき指数が大きく変化しても,D_xが固定されているため,y方向の強度相関のべき指数はかなり狭い範囲に留まった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *スペックル ,  異方性 ,  *フラクタル ,  Fraunhofer回折 ,  コヒーレント光 ,  計算機シミュレーション ,  幾何光学 ,  光学系 ,  等方性 ,  *光回折 ,  自己相関関数 ,  光照射
準シソーラス用語： スペックルパターン ,  べき指数 ,  べき則 ,  異方性フラクタルスペックル ,  光軸

分類 (1件)： 光の散乱,回折,干渉  (BD03030M)

タイトルに関連する用語 (1件)： 異方性