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J-GLOBAL ID:202202242324797633   整理番号:22A0229410

β-ヒドロキシ酪酸はケトーシスウシにおける蛋白質キナーゼCとミオシン軽鎖2シグナル伝達経路の活性化を通して好中球遊走距離を損なう【JST・京大機械翻訳】

β-Hydroxybutyrate impairs neutrophil migration distance through activation of a protein kinase C and myosin light chain 2 signaling pathway in ketotic cows
著者 (12件):
資料名:
巻: 105  号:ページ: 761-771  発行年: 2022年 
JST資料番号: C0282A  ISSN: 0022-0302  CODEN: JDSCAE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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乳牛におけるケトーシスはしばしば周産期に生じ,免疫機能障害を伴う。ケトーシス中の末梢血における高濃度のβ-ヒドロキシ酪酸(BHB)は多形核好中球(PMN)走化性の障害と密接に関連し,免疫機能障害に寄与する。乳牛におけるPMN走化性に対するBHBの特異的影響および基礎となる分子機構は不明である。ここでは,対照(n=15,BHB<0.6mM)または臨床的にケトーシス(n=15,BHB>3.0mM)として血清BHBに基づいて分類された30頭の経産牛(分娩後3週間以内)を用いた。血液サンプルを摂食前に採取し,分離したPMNを0.5時間血小板活性化因子で処理し,それらの移動を活性化した。走査電子顕微鏡は,ケトーシス牛のPMNにおけるより長い尾部を明らかにした。加えて,ミオシン軽鎖2(MLC2)のリン酸化と転写レベルは,ケトーシス牛のPMNで増加した。対照乳牛由来の多形核好中球を3.0mM BHBとin vitroでインキュベートし,6hを低アガロースPMN走化性モデルを用いてPMN移動に対する阻害効果に従ってBHB刺激の適切な期間として選択した。同様に,in vitroでのBHB刺激は,移動距離の阻害とPMNの移動方向の逸脱,ならびに走査電子顕微鏡データにおける形態におけるより長いテールをもたらし,BHB誘導PMN移動阻害が後縁収縮の障害により媒介されることを示唆した。この仮説を確認するために,細胞収縮のコアレギュレーターである蛋白質キナーゼC(PKC)の特異的阻害剤,ソトラスタリン(Sotra)をin vitroでBHB処理の有無で使用した。SotraはBHB処理の0.5時間前に前処理した。従って,BHB処理はPKCおよびMLC2のリン酸化レベル,RhoAおよびrho-キナーゼ1(ROCK1)の蛋白質量,およびPMNにおけるPRKCA,MYL2,RHOAおよびROCK1のmRNA量を増加させた。対照的に,PMNに対するBHBの影響はSotraにより減衰した。in vitroでの免疫蛍光実験によって示すように,PMNのBHB誘発抑制はSotraによって軽減された。さらに,Sotraはin vitroでのPMN移動に対するBHBの影響を減衰させた。さらに,in vivo実験で検証されたように,対照牛と比較して,PKCシグナル伝達の豊度と活性化の両方がケトーシス牛のPMNにおいて増強された。全体として,本研究は,高濃度の血液BHBが,PKC-MLC2シグナル伝達の活性化の増強により媒介される後縁収縮の阻害を介してPMN移動距離を障害することを明らかにした。これらの知見は,ケトーシス牛における機能不全免疫状態を説明し,ケトーシスに続発する感染症の病因に関する情報を提供する。Copyright 2022 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
牛  ,  その他の動物病 

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