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J-GLOBAL ID:202202242943512527   整理番号:22A1181112

直接経口抗凝固薬による患者におけるDダイマー濃度上昇の有病率増加: 大規模後向き研究の結果【JST・京大機械翻訳】

Increased Prevalence of Elevated D-Dimer Levels in Patients on Direct Oral Anticoagulants: Results of a Large Retrospective Study
著者 (7件):
資料名:
巻:ページ: 830010  発行年: 2022年 
JST資料番号: U7061A  ISSN: 2297-055X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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ビタミンKアンタゴニスト(VKA)による抗凝固療法中のDダイマーレベルの上昇は血栓症のリスク増加と関連する。直接経口抗凝固薬(DOACs)を受けている患者におけるDダイマーレベルの上昇は血栓症再発のリスク増加も示すが,DOACsのVTE患者におけるDダイマーレベルの分布に関するデータはまばらである。本研究において,著者らは,初回または再発性静脈血栓症(n=1,716,1126,リバロキサバン,481アピキサバン,62エドキサバン,および47ダビガトラン)の後,DOACsを服用している患者におけるDダイマーレベルを遡及的に分析した。VKA(n=402)の患者を対照群とした。研究集団における血栓イベントは,遠位深部静脈血栓症(DVT,n=552患者),肺塞栓を伴う遠位DVT(PE,n=166),近位DVT(n=685),PEを伴う近位DVT(n=462),DVTのないPE(n=522),上肢のDVT(n=78),脳静脈洞血栓症(CVST,n=48),および他の静脈血栓症(n=74)に分類した。VKA使用者では,0.20mg/lの中央値Dダイマーレベルが観察された。DOACs D-ダイマーレベルの患者では,リバロキサバンで0.26mg/l,アピキサバンで0.31mg/l(それぞれP<10-16),エドキサバンで0.24mg/l(P=2×10-5),ダビガトランで0.25mg/l(P=4×10-4)であった。VKA治療における患者と比較してこれらの違いは,患者の年齢,性別,ボディマスインデックス,および血栓症のタイプによって説明できなかった。さらに,年齢調整カットオフ[≦50歳患者における≧0.50mg/l,>50歳患者における≧(年齢×0.01)mg/l]以上のD-ダイマーレベルの有病率は,VKA(8.0%)の患者よりもリバロキサバン(13.9%,RR1.74,95%CI 1.21-2.50),アピキサバン(17.0%,RR 2.14,95%CI 1.45-3.15)およびダビガトラン(23.4%,RR 2.94,95%CI 1.59-5.44)の患者でより高かった。]。” 50歳以下の患者]は,VKA(8.0%)の患者でより高かった(8.0%,RR 1.74,95%CI 1.21-2.50),アピキサバン(17.0%,RR 2.14,95%CI 1.45-3.15)およびダビガトラン(23.4%,RR 2.94,95%CI 1.59-5.44)。参照範囲以上のエドキサバンD-ダイマーレベルの患者は14.5%で観察されたが,VKAコホートと比較して統計的有意性は達しなかった。結論として,得られたデータは,経口抗凝固剤のタイプが血栓症患者におけるDダイマーレベルの臨床評価において考慮されるべきであることを示唆する。DOACs患者のD-ダイマーレベルと血栓症リスク上昇の間の潜在的関連性を評価するために,さらなる研究が必要である。Copyright 2022 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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血液・体液作用薬の臨床への応用  ,  循環系疾患の薬物療法 
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引用文献 (31件):
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