文献

J-GLOBAL ID：202202244821382807   整理番号：22A0177262

垂直加熱/冷却壁を有する矩形容器内の相変化材料乳濁液の自然対流特性【JST・京大機械翻訳】

Natural convection characteristics of phase-change material emulsions in a rectangular vessel with vertical heating/cooling walls

著者 (2件)： Morimoto Takashi (Department of Mechanical Engineering, Aoyama Gakuin University, 5-10-1 Fuchinobe, Chuo-ku, Sagamihara 252-5258, Japan) ,  Kumano Hiroyuki (Department of Mechanical Engineering, Aoyama Gakuin University, 5-10-1 Fuchinobe, Chuo-ku, Sagamihara 252-5258, Japan)
資料名： International Journal of Heat and Mass Transfer  (International Journal of Heat and Mass Transfer)
巻： 183  号： PC  ページ： Null  発行年： 2022年 
JST資料番号： C0390A  ISSN： 0017-9310  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 相変化材料(PCM)粒子が分散する乳濁液はPCMエマルション(PCMEs)と呼ばれる。PCMEsは,PCM粒子の潜熱のために高い流動性と高い熱エネルギー貯蔵密度を持ち,従って,それらは効率的な熱エネルギー貯蔵と輸送媒体としての潜在的使用のために注目されている。蓄熱タンク内部の熱エネルギー貯蔵において,熱は自然対流熱伝達によってPCMEsに貯蔵される。従って,PCMEsの自然対流特性を理解するためにPCMEsの実用化が重要である。本研究では,長方形容器内部のPCMEsの自然対流特性を実験的に研究した。自然対流と熱伝達特性によってPCMEs中に形成される対流の状態を研究した。矩形容器のアスペクト比を2,3および4に変化させ,対流状態および熱伝達特性に及ぼすアスペクト比の影響を調べた。PCM粒子の相変化なしにPCME内に形成された対流状態は,水のような単相流体のそれと同じであった。PCM粒子の相変化のため,PCMEにおいて多重対流層の形成を確認した。実験結果は,多重対流層の形成がPCMEの密度とPCM粒子状態に依存するPCMEsの密度分布に起因することを示した。矩形容器のアスペクト比は多重対流層の形成に影響を及ぼさず,全ての2,3および4アスペクト比において形成を確認した。PCMEの熱伝達特性の検査は,PCM粒子相変化を伴うとき,熱伝達が促進されることを示した。長方形容器中で融解し凝固したPCM粒子の量は熱伝達促進効果に影響した。この傾向は全てのアスペクト比で同じであったが,アスペクト比が3の場合,熱伝達促進効果が最も顕著であった。Copyright 2022 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 凝固 ,  *自然対流 ,  潜熱 ,  *相転移 ,  *対流 ,  熱伝達 ,  *乳濁液 ,  媒質 ,  多重化 ,  蓄熱槽 ,  伝熱促進
準シソーラス用語： 自然対流熱伝達 ,  単相流 ,  *相変化材料 ,  熱伝達特性 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 相変化材料 ,  エマルション ,  自然対流 ,  融解 ,  凝固

分類 (1件)： 対流・放射熱伝達  (PA02030K)

タイトルに関連する用語 (5件)： 垂直 ,  矩形 ,  相変化材料 ,  乳濁液 ,  流特性