抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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層間剥離は面外荷重によりCFRP積層板でしばしば発生し,残留圧縮強度の急激な低下をもたらす。剥離損傷を減らすために,2つの隣接標準厚さプライの間に挿入された薄い層を有するいくつかのCFRPらせん状積層板を設計し,製作した;特に,標準厚さ層および薄い層から成る二重らせん状構造を提案した。これらのらせん状積層板における剥離成長のプロセスを準静的押込試験中に詳細に観察した。剥離は,全ての積層体においてらせん様式で発生した。45°間隔の準等方性積層に類似した参照積層板と比較して,層間剥離の開始は比較的大きな層間角度によってわずかに遅れた。押込エネルギーに対する投影剥離面積の増加率は,参照積層体よりも二重らせん状積層において小さかった。さらに,投影剥離面積は,より小さな面内/曲げ結合剛性を有する積層体において小さかった。面外荷重による剥離成長を抑制する因子を一連の実験と観察を通して示唆している。(翻訳著者抄録)