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J-GLOBAL ID：202202246358521176   整理番号：22A0761051

カオスと流体混合 第2回 2次元時間周期流

Chaos and fluid mixing 2. Two-dimensional time-periodic flow

著者 (1件)： 船越満明
資料名： ながれ  (日本流体力学会誌)
巻： 41  号： 1  ページ： 28-33  発行年： 2022年02月25日 
JST資料番号： Y0082A  ISSN： 0286-3154  CODEN： NRRGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・カオスと流体混合に関する解説として,初回に説明した非圧縮性流体の流れによるラグランジアン・カオスに続いて,今回は多くの研究が行われている2次元時間周期流について論述。
・具体的に,粘性流体(ニュートン流体)が占める偏心2円筒間領域の中で,内外の2円筒が交互に周期的な回転を行うことによって生じる流体粒子の2次元時間周期流運動を考察。
・さらにポアンカレ断面や写像,流れ関数の可積分系,非可積分系や近可積分系を論じ,最後に,回転量を変化させながら,カオス領域が大きくなるような速度場などを調査。

シソーラス用語： *カオス ,  混合 ,  *二次元流 ,  非圧縮性流体 ,  流体力学 ,  粘性流体 ,  Newton流体 ,  二重円筒 ,  偏心 ,  Poincare写像 ,  Poincare球 ,  流れ関数 ,  可積分系 ,  場 ,  周期
準シソーラス用語： カオス混合 ,  ラグランジアン流体力学 ,  速度場 ,  *流体混合

分類 (5件)： 流体力学一般  (BC01010Z) ,  流体動力学一般  (BC02010G) ,  物体の周りの流れ  (BC02040N) ,  ゆらぎ,ランダム過程,Brown運動,輸送過程の一般的理論  (BA08020B) ,  粘性,粘弾性の計測法・機器  (AD05070R)

引用文献 (9件)：

• Jeffery, G.B., (1922), The rotation of two circular cylinders in a viscous fluid. Proc. R. Soc. Lond. A 101, 169-174.
• Ballal, B.Y., Rivlin, R.S., (1977), Flow of a Newtonian fluid between eccentric rotating cylinders: inertial effects. Arch. Rat. Mech. Anal. 62, 237-294.
• 川添博史,船越満明,金子豊 (2004), 偏心二円筒間流れにおける短時間での混合効率の指標について, 数理解析研究所講究録 1406, 62-79.
• Guckenheimer, J., Holmes, P., (1983), Nonlinear Oscillations, Dynamical Systems, and Bifurcations of Vector Fields, Springer-Verlag.
• Lichtenberg, A.J., Lieberman, M.A., (1992), Regular and Chaotic Dynamics, 2nd ed., Springer-Verlag.

タイトルに関連する用語 (4件)： カオス ,  流体混合 ,  2次元 ,  周期