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J-GLOBAL ID:202202247386317674   整理番号:22A0821824

「踵を床に付けるペダル操作」における右足の位置と踏み間違いの関係

Relationship between right foot position and pedal operation error on the method of ”pedal operation with heels on the floor”
著者 (1件):
資料名:
巻: 21  号:ページ: 34-44  発行年: 2022年02月28日 
JST資料番号: L4484A  ISSN: 2188-3874  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【緒言】わが国の高齢化率は,2065年には38.4%に達することが予想されており,今後,高齢者による事故が増加することが指摘されている。最近では,高齢運転者が起こしたブレーキとアクセルのペダル踏み間違い事故が社会的な問題となっている。【対象および実験方法】ペダル段差20mmのセダン型乗用車を試験車とし,高齢者の被験者5人(平均年齢72.8歳)および若年者の被験者5人(平均年齢18.0歳の男性)に右足の踵を床に付けてペダル操作する姿勢になってもらい,ブレーキもしくはアクセルペダルを右足先で踏むタスクを与え,アクセルからブレーキに踏み換える際の足の動きを撮影,その画像を分析することによって,ペダル踏み間違いの発生メカニズムを明らかにした。【結果】高齢者の被験者において,アクセルの位置に踵を置き,これを支点に足先を内側に向けてブレーキを踏もうとしたところ,アクセルに近い場所を踏んでしまうニアミスが発生した。一方で,アクセルとブレーキの中間くらいの位置に踵を置いた場合には,ニアミスは発生しないといったことを確認した。そこで,若年者の被験者に対し,踵を置く位置を「条件1:アクセルの位置」「条件2:アクセルとブレーキの中間の位置」「条件3:ブレーキの位置」として実験を行ったところ,「条件1」では高齢者と同様にニアミスをしてしまう,もしくはアクセルペダルを踏んでしまう,「条件2」ではニアミスを起こさない場合とニアミスをした場合の両方があり,「条件3」においては,ニアミスは発生しなかった。【結論】右足の踵をブレーキペダルの位置に置いた状態で「踵を床に付けたペダル操作」を行うことは,ペダル踏み間違いを,よりいっそう起こしにくくするペダル操作法と考えられる。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
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分類 (2件):
分類
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自動車事故,交通安全  ,  運転者 
引用文献 (10件):
  • 1)内閣府:高齢化の現状と将来像.令和元年版高齢社会白書(全体版),2019,p2-6.
  • 2)中野倫明,杉浦崇也,宮部慎太朗,他:自動車運転を含む高齢者の日常生活に不可欠な認知機能の評価方法,自動車技術会2017年春季大会学術講演会講演予稿集,2017,p2694-2697.
  • 3)岡本勉:高齢運転者対策の現状と課題-認知機能検査から見える高齢運転者の課題,自動車技術会2017年春季大会[GIAフォーラム]高齢者が関与する交通事故の現状分析と対策,2017,p8-15.
  • 4)高石秀明:自動ブレーキ等の高齢者向け安全システムについて,自動車技術会2017年春季大会[GIAフォーラム]高齢者が関与する交通事故の現状分析と対策,2017,p24-29.
  • 5)内閣府政策統括官:SIP(戦略的イノベーション創造プログラム):自動走行システム研究開発計画,2015,p60.
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タイトルに関連する用語 (4件):
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