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J-GLOBAL ID:202202247739517422   整理番号:22A1179007

リポホスホグリカン生合成欠損Leishmania infantumはヒト好中球の活性化を妨害する【JST・京大機械翻訳】

Leishmania infantum Defective in Lipophosphoglycan Biosynthesis Interferes With Activation of Human Neutrophils
著者 (36件):
資料名:
巻: 12  ページ: 788196  発行年: 2022年 
JST資料番号: U7063A  ISSN: 2235-2988  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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内臓リーシュマニア症(VL)は,好中球応答を妨害する可能性がある血液学的症状としばしば関連している。リポホスホグリカン(LPG)はLeishmania promastigoteの表面上の主要な分子であり,寄生虫-ベクター-宿主相互作用の幾つかの側面と関連している。ここでは,新しい世界におけるVLの主要な病因薬であるLeishmania(L.)乳児からのLPGが,in vitroでの実験設定におけるヒト好中球との相互作用中の感染の初期確立に影響を及ぼす方法を検討した。末梢血試料から得られたヒト好中球を野生型L.infantum(WT)株またはLPG欠損変異体(Δlpg1)のどちらかに感染させた。この設定において,Δlpg1寄生虫はWT L.infantumと比較して生存率の低下を示した。このような所見は,感染後3および6時間で補足Δlpg1+LPG1寄生虫で復帰した。共焦点顕微鏡実験は,この減少した生存がリソソーム融合の増強に関連することを示した。事実,LPG欠損L.infantum寄生虫は好中球酸性区画内でより頻繁に死亡し,宿主細胞をWortmanninで処理した時に復帰した現象であった。また,Δlpg1 L.infantumに感染した細胞による好中球コラゲナーゼマトリックスメタロプロテアーゼ-8(MMP-8)の分泌の増加を,WT寄生虫に感染したそれらと比較して観察した。さらに,コラーゲンIマトリックス分解はΔlpg1寄生虫感染細胞において有意に増加したが,WT感染対照では増加しなかった。フローサイトメトリー分析は,WTまたはΔlpg1 L.infantumによる感染時の活性酸素種(ROS)の産生における実質的なブーストを明らかにした。さらに,Δlpg1寄生虫の殺傷は,WT L.infantumよりROS産生により依存することが示された。特に,アポシニンによる酸化ストレスの阻害は,細胞内寄生虫の生存率を増加させるので,Δlg1 L.infantumの適応性を潜在的に燃料とする。このように,我々の観察は,LPGが,細胞活性化とフリーラジカルの生成を含む機構を介して,ヒト好中球における寄生虫生存を促進する重要な分子であることを示す。Copyright 2022 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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微生物生理一般  ,  微生物感染の生理と病原性 
引用文献 (50件):
  • Becker I., Salaiza N., Aguirre M., Delgado J., Carrillo-Carrasco N., Kobeh L. G., et al. (2003). Leishmania Lipophosphoglycan (LPG) Activates NK Cells Through Toll-Like Receptor-2. Mol. Biochem. Parasitol. 130 (2), 65-74.
  • Carlsen E. D., Liang Y., Shelite T. R., Walker D. H., Melby P. C., Soong L. (2015). Permissive and Protective Roles for Neutrophils in Leishmaniasis. Clin. Exp. Immunol. 182 (2), 109-118. doi: doi: 10.1111/cei.12674
  • Chappuis F., Sundar S., Hailu A., Ghalib H., Rijal S., Peeling R. W., et al. (2007). Visceral Leishmaniasis: What are the Needs for Diagnosis, Treatment and Control? Nat. Rev. Microbiol. 5 (11), 873-882. doi: doi: 10.1038/nrmicro1748
  • Chaves M. M., Lee S. H., Kamenyeva O., Ghosh K., Peters N. C., Sacks D. (2020). The Role of Dermis Resident Macrophages and Their Interaction With Neutrophils in the Early Establishment of Leishmania Major Infection Transmitted by Sand Fly Bite. PloS Pathog. 16 (11), e1008674. doi: doi: 10.1371/JOURNAL.PPAT.1008674
  • Cheekatla S. S., Aggarwal A., Naik S. (2012). mTOR Signaling Pathway Regulates the IL-12/IL-10 Axis in Leishmania Donovani Infection. Med. Microbiol. Immunol. 201 (1), 37-46. doi: doi: 10.1007/S00430-011-0202-5
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