抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
室温ナトリウム硫黄電池(RT-NSB)は,電極材料の自然存在量と印象的なエネルギー密度のため,大規模エネルギー貯蔵用途のための有望な候補である。しかし,RT-NSBの主な技術的課題の一つは,活性レドックス中間体(すなわち,ポリスルフィドNa_2S_n,n=1~8)が電解質中に溶解され,電池可逆性を妨げるシャトル効果である。原子レベルでのNa_2S_nと電極(または電解質)の間の界面相互作用は,シャトル効果の解明において本質的な役割を果たす。本研究は,カソード添加剤として炭化チタンMXene(Ti_3C_2T_x,T_x=F,O)を用いたシャトル効果の抑制を解明するためにab initio計算を報告する。その結果,Na_2S_n-Ti_3C_2T_x界面の巨大な化学結合がNa_2S_n-電解質相互作用の結合の大きさを競合的に上回るので,シャトル現象は効率的に分解されることが明らかになった。電子状態密度と電荷密度の解析から,Na_2S_nのNa-3s軌道から金属Ti_3C_2T_xの未充填F(O)-2p軌道への電荷供与が存在することが明らかになった。Ti_3C_2T_xの金属性は,酸化還元過程の全過程で保存され,迅速な電気化学動力学を保証した。さらに,Ti_3C_2T_x添加物の存在は,最終レドックス生成物Na_2Sの解離障壁を劇的に減少させ,放電プロセス中の硫黄の効率的な利用をもたらした。本研究では,RT-NSBのための固定材料としてのTi_3C_2T_xの未探索機能性を提案した。Copyright 2022 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】