文献

J-GLOBAL ID：202202248001355162   整理番号：22A1081493

TiO_2ナノ粒子周囲の蛋白質コロナ形成に及ぼすドーパミン官能化,電荷およびpHの影響【JST・京大機械翻訳】

Effect of dopamine-functionalization, charge and pH on protein corona formation around TiO₂ nanoparticles

著者 (2件)： Siani Paulo (Dipartimento di Scienza dei Materiali, Universita di Milano Bicocca, Via Cozzi 55, 20125 Milano, Italy. [e-mail]) ,  Di Valentin Cristiana
資料名： Nanoscale  (Nanoscale)
巻： 14  号： 13  ページ： 5121-5137  発行年： 2022年 
JST資料番号： W2323A  ISSN： 2040-3364  CODEN： NANOHL  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 無機ナノ粒子(NP)は,それらの刺激応答性のため,ナノ医療でますます注目を集めているが,これは診断との併用療法を可能にする。しかし,それらが生物学的環境に導入されるとき,細胞内または血漿蛋白質とのそれらの相互作用についてはほとんど知られていない。ここでは,ドーパミン機能化TiO_2ナノ粒子と癌細胞で過剰発現する2つの蛋白質,すなわちPARP1とHSP90の事例研究を,実験が細胞培養におけるコロナの主成分であると証明するため,原子論的分子動力学(MD)シミュレーションを提示する。相互作用(静電,van der Waals,H-結合など)の機構と性質を,NPと接触する蛋白質残基,接触表面積の範囲,および蛋白質二次構造の変化,およびそれらが実際の生物学的環境をシミュレートするのに浸漬される溶液の異なるpHとイオン強度条件で定義することによって解明する。NP表面官能化と電荷の影響も検討した。MDの結果は,サイトゾルイオン強度の存在での酸性細胞内pH条件が,ナノ粒子とPARP1相互作用を増強するが,HSP90の寄与が部分的に弱くなり,既存の実験観察への合理的な説明を提供することを示唆する。Copyright 2022 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： シミュレーション ,  相互作用 ,  細胞 ,  細胞培養 ,  腫瘍細胞 ,  *タンパク質 ,  サイトゾル ,  イオン強度 ,  事例研究 ,  分子動力学 ,  *官能化 ,  *ナノ粒子 ,  カテコールアミン ,  第一アミン
準シソーラス用語： ナノ医療 ,  過剰発現 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (1件)： 蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N)

物質索引 (1件)： ドーパミン

タイトルに関連する用語 (6件)： ナノ粒子 ,  蛋白質コロナ ,  ドーパミン ,  官能化 ,  電荷 ,  pH