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J-GLOBAL ID:202202249625866321   整理番号:22A0233822

ジスルフィラムはAspergillus fumigatus角膜炎におけるIL-1β分泌と炎症細胞動員を阻害する【JST・京大機械翻訳】

Disulfiram inhibits IL-1β secretion and inflammatory cells recruitment in Aspergillus fumigatus keratitis
著者 (9件):
資料名:
巻: 102  ページ: Null  発行年: 2022年 
JST資料番号: T0026B  ISSN: 1567-5769  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ジスルフィラムは,ガスデミンD誘導孔形成の阻害剤であり,インターロイキン(IL)-1β分泌とピロプトーシスを抑制することが知られている。しかし,真菌角膜炎に対するその影響は不明である。したがって,Aspergillus fumigatus角膜炎におけるジスルフィラムの役割を調べた。in vitroで,細胞計数キット-8(CCK8)アッセイと細胞スクラッチ試験を実施し,最適濃度を決定した。in vivoおよびin vitro実験をマウスモデル,ヒト好中球およびマウス腹腔マクロファージで行った。マウスまたは細胞をジスルフィラムで前処理し,特異的時間でA.fumigatusに感染させた。続いて,真菌角膜炎病変の発生,炎症細胞の動員,およびスリットランプ顕微鏡,臨床評価,定量的逆転写ポリメラーゼ鎖反応,免疫蛍光染色,酵素結合イムノソルベントアッセイ,およびウェスタンブロッティングを用いた炎症性サイトカインの産生を評価した。また,スリットランプ顕微鏡と臨床評価を用いて,ジスルフィラムの有無によるナタマイシンの影響を評価した。20μMのジスルフィラムは有意な細胞毒性効果を示さず,細胞移動に影響しなかった。マウスモデルにおいて,ジスルフィラムは炎症応答を有意に抑制し,好中球とマクロファージ動員を低下し,感染の初期段階においてミエロペルオキシダーゼと一酸化窒素シンターゼレベルをダウンレギュレートした。ジスルフィラムはIL-1β産生と成熟に影響しなかったが,マクロファージにおけるIL-1β分泌を阻害した。ナタマイシンと組み合わせたジスルフィラムは,マウスモデルで角膜透過性を有意に増加させた。全体として,ジスルフィラムは,好中球とマクロファージ動員を減衰させ,マクロファージにおけるIL-1β分泌を阻害することにより,真菌角膜炎における宿主免疫応答を減少させた。抗真菌剤と組み合わせたジスルフィラムは,真菌角膜炎における角膜混濁を低減するための新しい治療法として役立つ可能性がある。Copyright 2022 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞生理一般  ,  運動器系の基礎医学  ,  消化器の基礎医学 

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