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J-GLOBAL ID：202202249999590323   整理番号：22A0260773

耐カーボンデポジットれんがの開発

著者 (4件)： 成世直之 (ロザイ工業 研究開発セ) ,  石塚道雄 (ロザイ工業 研究開発セ) ,  森本泰弘 (光洋サーモシステム) ,  戸田一寿 (光洋サーモシステム)
資料名： 工業加熱  (Industrial Heating)
巻： 59  号： 1  ページ： 10-14  発行年： 2022年01月01日 
JST資料番号： S0272A  ISSN： 0454-1499  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・カーボンデポジット(炭素沈積)は,ガス浸炭炉などの還元性雰囲気で使用される耐火れんがの損傷であり,れんが中の酸化鉄が還元されて生成した鉄が触媒となり,雰囲気中のCOが分解してCが煉瓦中に沈積。
・本稿では,還元雰囲気中で使用されるれんが中の酸化鉄(Fe₂O₃)含有量がカーボンデポジットに与える影響を調査した結果,および耐カーボンデポジット性を向上させた煉瓦について報告。
・従来の製造方法では,Fe₂O₃含有量が1.30mass%以上になるとカーボンデポジットによるれんがの崩壊が発生したが,製造方法の改良によりFe₂O₃量に関わらず破損率が0%に低減。

シソーラス用語： *ガス浸炭 ,  雰囲気 ,  *耐火煉瓦 ,  堆積物 ,  損傷 ,  機構 ,  酸化鉄 ,  触媒反応 ,  耐久性 ,  炭素
準シソーラス用語： 還元性雰囲気 ,  カーボンデポジット ,  損傷機構

分類 (2件)： 耐火物  (YC04030N) ,  熱処理設備  (WC03050A)

引用文献 (5件)：

• A. F. Holleman, E. Wiber, N. Wiberg: Inorganic Chemistry, Academic Press, P.810-811 (2001)
• 林武志: 窯業協会誌, Vol.71 No.1, P.53 (1963)
• 松原周,戸田一寿,成世直之,石塚道雄: 第86回日本熱処理技術協会講演大会講演概要集, P.35 (2018)
• 森本泰弘,戸田一寿,成世直之,石塚道雄: 第88回日本熱処理技術協会講演大会講演概要集, P.23 (2019)
• 成世直之,石塚道雄,森本泰弘,戸田一寿: 耐火物, Vol.72 No.3, P.128 (2020)

タイトルに関連する用語 (3件)： カーボンデポジット ,  れんが ,  開発