文献

J-GLOBAL ID：202202250657913770   整理番号：22A1159157

ヒマラヤ氷河からのメルト水流出の水文地球化学的特徴:批判的レビュー【JST・京大機械翻訳】

Hydrogeochemical characteristics of meltwater draining from Himalayan glaciers: a critical review

著者 (2件)： Singh Virendra Bahadur (Department of Geology, University of Delhi, Delhi, India) ,  Kumar Pramod (Department of Chemistry, Sri Aurobindo College, University of Delhi, New Delhi, India)
資料名： Arabian Journal of Geosciences  (Arabian Journal of Geosciences)
巻： 15  号： 8  ページ： 680  発行年： 2022年 
JST資料番号： W4050A  ISSN： 1866-7511  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 氷河融解水の水文地球化学は,溶質取得過程,化学的風化作用,及び関連するCO_2消費,大気及び人為的活動,溶質動力学及び氷河環境におけるメルト水化学に対する気候の影響に関する重要な情報を提供する。このレビュー論文は,ヒマラヤの異なる地域に位置する約25の氷河から流出するメルト水の水文地球化学について主に議論している。HCO_3-は,Batal,Dokriani,Chaturangi,Dudu,Bagni,Raktvarn及びGangotri氷河を除く全ての氷河において主要なアニオンであり,SO_42-が支配的なアニオンであることが判明し,これらの氷河における硫酸媒介風化の卓越性を示唆した。炭酸塩風化は,ヒマラヤ氷河融解水の水文地球化学を制御する主な溶質取得過程として観察された。西部と中央ヒマラヤ氷河融解水に対するpCO_2(有効CO_2圧力)値は大気環境に関して非平衡氷河系を表す大気(10-3.5atm)pCO_2値より高かった。Ca-HCO_3は,Ca-SO_4が主要な水タイプとして同定されている,Chaturangi,Dokriani,Batal,Rakatvarn,およびGangotri氷河を除いて,研究したヒマラヤ氷河の大部分で支配的な水タイプとして同定された。一般に,GarhwalとHimachalヒマラヤ地域に位置する氷河融解水における主要イオン濃度は,ピーク流またはモンスーン期に低く,後期メルトまたはモンスーン後季節に高かった。Chhota Shigri(西部ヒマラヤ)氷河の化学的風化速度は,Dokriani(Garhwalヒマラヤ)氷河と比較して少なく,これは,Dokrian氷河の盆地におけるモンスーン季節における高氷河運動と強烈な降雨のアベイラビリティによる可能性がある。化学的(炭酸塩とケイ酸塩)風化によるCO_2消費速度によるBatal氷河の高高度盆地による年間CO_2水位低下が,Gangotri(Garhwalヒマラヤ)氷河に比べて非常に低く,これはGangotri氷河に関してBatal氷河のより少ない氷河流出とより小さいサイズによる可能性がある。気候はヒマラヤ氷河の溶質化学に大きく影響した。Copyright Saudi Society for Geosciences 2022 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： ケイ酸塩 ,  降雨 ,  風化作用 ,  硫酸 ,  気候 ,  *流出 ,  *地球化学 ,  *氷河 ,  モンスーン ,  アベイラビリティ ,  炭酸塩 ,  アニオン ,  溶質 ,  盆地 ,  *メルト

著者キーワード (5件)： 水地球化学 ,  化学的風化 ,  溶解荷重 ,  溶質獲得過程 ,  ヒマラヤ氷河

分類 (1件)： 雪氷学  (DC08000N)

タイトルに関連する用語 (6件)： ヒマラヤ ,  氷河 ,  メルト ,  流出 ,  水文地球化学 ,  レビュー