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J-GLOBAL ID:202202251062338071   整理番号:22A0987262

薬品最適化による操業改善!排水工程における問題解決のための実践的ケミカルアプローチ

Improving Operations by Optimizing Chemicals! A Practical Chemical Approach to Solving Problems in Wastewater Treatment Process
著者 (1件):
資料名:
巻: 76  号:ページ: 319-322  発行年: 2022年04月01日 
JST資料番号: G0115A  ISSN: 0022-815X  CODEN: KAGIAU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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紙パルプ工業は他の業種に比べて,極めて多量の用水を必要とする用水型産業である。製紙工程における排水は,蒸解や漂白工程を経て排出されるもの,抄紙工程からの排水,脱墨工程における脱インキ,洗浄工程から排出されるものなどがある。用水の各工程での再利用,クローズド化が進み,かつてに比べると節水,用水削減は進んではいるが,様々な工程からの多量の排水を処理するために大規模な排水処理施設が必要となる。近年の法規制の強化への対応,付近住民に対するより一層の配慮の必要性も強まる中,排水処理においていくつもの問題が存在するものの,排水処理施設は直接生産に結び付かないために設備投資が難しい部門となり,その対応に苦慮している。操業上の問題は様々ではあるが,その中でも泡の問題や臭気の問題は避けて通れない問題となっている。発泡による外観不良,操業不良だけでなく,キャリーフローの発生により環境への影響も懸念され,適切な個所への適切な消泡剤の処方が必要になってくる。また,臭気においてはデンプンが主な原因となる有機酸系悪臭や,硫酸バンドが主原因となる硫黄系悪臭があり,特に硫黄系悪臭は硫化水素が主体であり,引火性,腐食性,有毒性もあることから,臭気物質の減少を目的に,規模に応じて殺菌処方と消臭処方の両面で考える必要があるために,種々の対処方法を組み合わせて対応する必要がある。弊社は昭和23年に製紙用薬品を全国の製紙会社に供給開始して以降,お客様と共に操業上の問題解決に取り組み,お客様工程毎のカスタマイズ製品を多数取り揃え,各工程において問題解決のケミカルアシスタントとして今日に至っている。本稿では,排水工程における発泡の問題,臭気問題を取り上げ,泡コントロールの基本概念や,臭気発生のメカニズム及び悪影響について説明し,各々に対する問題についての対処方法,弊社の取り組みについて述べる。(著者抄録)
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分類 (1件):
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廃水処理 

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