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J-GLOBAL ID：202202253620086543   整理番号：22A0612976

HSCとJWSTで迫る大質量ブラックホール-母銀河共進化関係の起源

A Complete Census of Supermassive Black Holes and Host Galaxies at z=6

著者 (3件)： 尾上匡房 (北京大 カブリ天文与天体物理研 (KIAA)) ,  尾上匡房 (東大 カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU)) ,  尾上匡房 (マックスプランク天文学研 (MPIA))
資料名： 天文月報  (Astronomical Herald)
巻： 115  号： 3  ページ： 168-172  発行年： 2022年02月20日 
JST資料番号： F0543A  ISSN： 0374-2466  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 10億太陽質量の大質量ブラックホールが宇宙年齢10億年未満の初期宇宙に発見されて久しい.クェーサーとして観測されるこれらの遠方ブラックホールの多くはエディントン限界付近の高い質量降着率で活動しており,さらに近年のアルマ観測から母銀河の星形成も非常に活発であることがわかってきた.近傍宇宙で知られるブラックホールと母銀河との共進化関係を考えれば両者の進化が密接に関係していることは明らかである一方,その起源は赤方偏移z>1での観測,特に明るい中心核に隠れた母銀河観測の難しさによって未だによく理解されていない.本稿ではJWST Cycle1GOプログラムの1つである,すばる望遠鏡Hyper Suprime-Cam戦略枠プログラムにより発見された赤方偏移z=6の低光度クェーサーのNIRSpec分光,NIRCam撮像観測について紹介する.(著者抄録)

シソーラス用語： *ブラックホール ,  初期宇宙 ,  クェーサー ,  限界 ,  星の形成 ,  銀河 ,  赤外線望遠鏡 ,  反射望遠鏡 ,  赤方偏移 ,  *銀河進化
準シソーラス用語： 大質量ブラックホール ,  Eddington限界 ,  質量降着 ,  母銀河 ,  すばる望遠鏡 ,  JWST

分類 (3件)： 星雲  (DB06000W) ,  恒星  (DB05000P) ,  宇宙論  (DB07000D)

引用文献 (20件)：

• Wang, F., et al., 2021, ApJ, 907, L1
• Inayoshi, K., et al., 2020, ARA&A, 58, 27
• Kormendy, J., & Ho, L. C., 2013, ARA&A, 51, 511
• Di Matteo, T., et al., 2005, Nature, 433, 604
• Jahnke, K., et al., 2009, ApJ, 706, L215

タイトルに関連する用語 (6件)： HSC ,  JWST ,  大質量ブラックホール ,  母銀河 ,  共進化 ,  起源