抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文では、多種類の資料を利用し、統計分析方法に基づき、1970-2019年の期間におけるラニーニャ事件と中国南西地区(四川、重慶、貴州、雲南)の冬季気温との関係を詳細に分析した。結果によると、ラニーニャ事件は西南地区の冬季気温への影響は明らかな10年変化があり、1970-1996年期間のラニーニャ年冬季の南西地区の気温はいずれも低く、そして“冷乾型”の特徴を表した。1997-2019年の期間に、ラニーニャ年冬季の南西地区は「冷湿型」或いは「暖乾型」であるかもしれない。更なる分析により、青海チベット高原の500hPa高度場は、ラニーニャ事件が南西地域の冬季気温に影響する重要な橋であり、高原高度場は明らかに熱帯海温異常を遅延し、赤道中太平洋海温との正の相関関係は顕著な年代変化を示した。1970-1996年の間、高原高度場は赤道中太平洋の海温と著しい正相関があり、この期間のラニーニャ事件は高原高度場が低く、モンゴルの気圧が強烈で、冷たい空気が偏西北経路南で南西地区に影響を及ぼし、それによってこの地区の冬季気温が低くなる。しかし、1997-2019年の間に、高原高度場と熱帯海温は互いに独立しており、強度が強く、冷海温度範囲が比較的大きいラニーニャ事件だけが高原高度場が低く、さらに南西冬季に低温である。しかし、弱いラニーニャ事件は高原高度場への影響が顕著ではなく、これらの年冬季に高原高度場が高く、寒気が南下より中国南西地区に影響を及ぼし、南西地区の冬季気温が高まった。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】