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J-GLOBAL ID:202202254118259020   整理番号:22A0104425

熱的に安定な残留オーステナイトを用いた強化低温靭性を有する超高強度低合金鋼【JST・京大機械翻訳】

Ultra-high-strength multi-alloyed steel with enhanced cryogenic toughness using thermally stable retained austenite
著者 (6件):
資料名:
巻: 831  ページ: Null  発行年: 2022年 
JST資料番号: D0589B  ISSN: 0921-5093  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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低炭素鋼では,超高強度を得ることは延性と極低温靭性を必然的に劣化させる。そこで,本研究では,新しい急冷-層状化-臨界焼戻し(QLIT)処理を施した低炭素マルチアロイド鋼上の残留オーステナイトの分率と分布に対する「層状化」の役割を調べ,その機械的性質と破壊機構に及ぼす影響を明らかにした。提案方法の性能を急冷-臨界焼戻(QIT)処理と比較した。その結果,QIT(800°C+620°C)処理と比較して,QL_680ITおよびQL_710ITにおけるLステップの添加は,残留オーステナイトの割合を著しく増加させ,焼戻しマルテンサイト内のVC析出物を刺激した。ラメラ化温度は合金化元素濃縮と最初のマルテンサイト形成を改変し,その後のITプロセス中の逆オーステナイト変態の核生成と速度論に影響した。Ni-,Mn-およびCr-富化残留オーステナイトは,-196°Cで保持後,高い熱安定性を有した。ほぼ全ての残留オーステナイトは一定の引張と速い衝撃荷重の下でマルテンサイトに変態した。高分率残留オーステナイトの変態誘起塑性は歪硬化速度を著しく改善し,ネッキングを遅らせ,伸びを増加させ,1GPaの引張強度を維持した。さらに,均一分布を有する残留オーステナイトの変態誘起靭性は,-196°Cで27から84Jへ衝撃エネルギーを増加させた。焼戻しマルテンサイトパケットとブロック境界での膜残留オーステナイトは亀裂開始を遅らせ,亀裂偏向,亀裂先端不動態化,亀裂閉口によりその伝播を停止させ,亀裂開始と伝搬エネルギーを改善し,劈開ファセットから大きなディンプルへ衝撃破壊を変化させた。さらに,多段熱処理におけるナノスケール炭化バナジウムの分散は,低温靭性を低下させることなく,強度を効果的に改善した。Copyright 2022 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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機械的性質  ,  変態組織,加工組織 
タイトルに関連する用語 (4件):
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