抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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夜間の屋外や暗い室内などで撮影された画像は暗く,視認性が低い.近年,暗い画像の視認性を改善する画像処理アルゴリズム(暗視アルゴリズム)が提案されている.しかし,従来手法では明るい領域において白飛びを引き起こしたり計算量が多くなるといった問題がある.本報告では,暗い画像を対象にRGB色空間の色域内で色相を保ちながら画像の視認性を改善する手法を提案する.提案手法では入力画素を白,黒,純色の凸結合で表し,凸結合係数に修正ガンマ変換を適用することで暗い画素のみを明るく変換する.また,黒の係数のヒストグラムをガンマフィルタによって平滑化することによって画像のコントラストを改善する.提案手法を暗い画像に適用すると,画像全体の視認性を向上させることができる.実験では,定性および定量評価によって最新の手法と比較することで提案手法の有効性を確認する.(著者抄録)