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J-GLOBAL ID：202202255895689747   整理番号：22A1081186

多参照ユニタリー結合クラスタ仮説による変分量子固有ソルバーシミュレーション:H_2分子へのベリリウム挿入のC_2v準反応経路の事例研究【JST・京大機械翻訳】

Variational quantum eigensolver simulations with the multireference unitary coupled cluster ansatz: a case study of the C_2v quasi-reaction pathway of beryllium insertion into a H₂ molecule

著者 (5件)： Sugisaki Kenji (Department of Chemistry, Graduate School of Science, Osaka City University, 3-3-138 Sugimoto, Sumiyoshi-ku, Osaka 558-8585, Japan. [e-mail]) ,  Kato Takumi ,  Minato Yuichiro ,  Okuwaki Koji ,  Mochizuki Yuji
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 24  号： 14  ページ： 8439-8452  発行年： 2022年 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 変分量子固有ソルバ(VQE)ベースの量子化学計算は,雑音のある中間スケール量子デバイスを用いた計算モデルとして広く研究されている。VQEは,近似波動関数を生成するために「アンサット」を通して定義されたパラメータ化量子回路を使用し,そして,仮説の適切な選択は,最も重要なステップである。ほとんどの化学問題は,2つの電子状態または構造の間のエネルギー差に焦点を合わせているので,同じ精度で異なる分子構造における全エネルギーの計算は,化学および化学プロセスを正しく理解するために必須である。この文脈において,強く相関するシステムの電子構造を記述することができる仮説の開発は,重要な作業である。ここでは,従来のユニタリー結合クラスタ(UCC)と,部分的に一般化された単一と二重(MR-UCCpGSD)を有する新規に開発した多参照ユニタリー結合クラスタを,共有結合解離下のH_2,LiH分子へのBe挿入の準反応経路,およびP4クラスタとして知られる長方形テトラ水素クラスタに対して,適用した。これらは,静的電子相関効果が顕著である代表的システムである。数値シミュレーションにより,UCCSD仮説は,Be+H_2→BeH_2反応経路において回避交差が起こる点付近で極めて遅い収束挙動を示し,完全配置相互作用(完全CI)値からシミュレートしたVQEエネルギーの大きな不一致をもたらすことを明らかにした。対照的に,MR-UCCpGSD仮説は,全エネルギーと完全CI解との重なりに関してより信頼できる結果を与えることができ,強相関系の計算における多配置処理の重要性を主張した。MR-UCCpGSD仮説は,種々の分子系のエネルギー差を議論するための本質的な性質である多配置特性の強さに関係なく,同じ精度でエネルギーを計算することができる。Copyright 2022 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： エネルギーギャップ ,  雑音 ,  波動関数 ,  分子構造 ,  *変分法 ,  エネルギー ,  水素 ,  *ベリリウム ,  *クラスタ ,  *事例研究 ,  共有結合 ,  全エネルギー ,  *反応経路
準シソーラス用語： 数値シミュレーション ,  *ソルバ , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (1件)： 分子の電子構造  (BH05010Q)

タイトルに関連する用語 (12件)： 参照 ,  クラスタ ,  仮説 ,  変分 ,  量子 ,  固有 ,  ソルバー ,  シミュレーション ,  分子 ,  ベリリウム ,  反応経路 ,  研究