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J-GLOBAL ID：202202256169957777   整理番号：22A1080151

香坂山遺跡で国内最古の石刃を発掘-現生人類到来の手がかりに

著者 (1件)： 国武貞克 (国立文化財機構 奈良文化財研)
資料名： Isotope News (Web)  (Isotope News (Web))
号： 779  ページ： 29-33 (WEB ONLY)  発行年： 2022年02月 
JST資料番号： U0894A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・日本列島での原生人類到達の解明に重要な,後期旧石器時代のいつ石刃生産技術が始まったかを明らかにするために,日本列島で最古の石刃生産遺跡を探索。
・香坂山遺跡では幅が3cm以上で長さが10cm以上の大型石刃が14点出土し,大型石刃の端の縁辺を割り取って小石刃を剥がす技術を示す石器も出土。
・火山灰分析,出土炭化物の放射性炭素年代測定,地層土壌の光ルミネッセンス年代分析によって,遺跡の年代は37000年前と推定。
・大型石刃,小石刃,尖頭器という現生人類の最古段階を特徴づける3種の石器が確実に出土する遺跡が,2020年に37000年前の香坂山遺跡として発見された事は重要。

シソーラス用語： *遺跡 ,  *石器 ,  *時期 ,  島 ,  放射性炭素法年代測定 ,  地層 ,  人間行動 ,  安山岩 ,  黒曜岩
準シソーラス用語： *旧石器時代 ,  日本列島 ,  人間活動 ,  *石刃

分類 (1件)： その他の同位体年代測定  (MC03012G)

引用文献 (4件)：

• 日本旧石器学会データベース『日本列島の旧石器時代遺跡』http://palaeolithic.jp/data/index.htm
• Reimer, P.J., et al., Radiocarbon, 62(4), 725-757(2020)
• 国武貞克 他,「長野県佐久市香坂山遺跡の発掘調査-日本列島における石刃石器群の起源をめぐる調査研究-」日本考古学協会第87回総会・研究発表要旨,30(2021)
• 下岡順直,『香坂山遺跡2020年発掘調査成果報告書』 中央アジア旧石器研究報告第7冊,138-142(2021)

タイトルに関連する用語 (3件)： 山 ,  遺跡 ,  手がかり