文献

J-GLOBAL ID：202202256284536656   整理番号：22A0316341

界面活性剤との相乗効果による水性酸化グラフェンの自発的表面吸着【JST・京大機械翻訳】

Spontaneous surface adsorption of aqueous graphene oxide by synergy with surfactants

著者 (6件)： McCoy Thomas M. (Department of Chemical Engineering and Biotechnology and BP Institute, University of Cambridge, CB3 0EZ, UK. [e-mail]) ,  Armstrong Alexander J. ,  Moore Jackson E. ,  Holt Stephen A. ,  Tabor Rico F. ,  Routh Alexander F.
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 24  号： 2  ページ： 797-806  発行年： 2022年 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 空気-水界面での酸化グラフェン(GO)シートの自発的吸着をX線反射率(XRR)測定を用いて調べた。純粋な水性分散として,GOシートは,それらの高い負の表面電位(-60mV)と親水性機能性のため,空気-水界面で自発的に吸着しない。しかし,最適比と負荷で界面活性剤分子を取込むと,GOシートは自発的に表面へ駆動される。界面活性剤分子がGOシートの表面と好ましい引力相互作用を経験し,シート表面活性を与えるのに働く共集合をもたらすと仮定された。GO/界面活性剤複合材料は,空気-水界面で全体的に吸着し,XRR分析により,用いた界面活性剤に依存して,空気中の界面活性剤尾部基および水中のGO/界面活性剤頭基から成る界面構造が30~40Åの複合厚さで,水中に存在することを示唆した。非常に多くの界面活性剤の添加は界面を飽和することによりGO表面吸着を阻害し,GO/界面活性剤複合材料の低い負荷(最適比でさえ)は顕著な吸着を示さず,分配効果を示した。最後に,界面活性剤化学はGOの吸着容量を指示する重要な因子である。双性イオン界面活性剤オレイルアミドプロピルベタインは,非常に低い濃度(≦0.2mM)でさえGO表面活性の著しい増加を引き起こし,一方,Triton X-100およびヘキサエチレングリコールモノドデシルエーテルのような非イオン界面活性剤は,シートの自然吸着を与えるために,より高い濃度(約1mM)を必要とした。アニオン界面活性剤は,おそらく共集合を妨げるような電荷反発によりGO表面活性を増強しない。本研究は,GOの表面活性を高めるための水性系におけるGOシートと分子両親媒性物質の間の相乗効果への有用な洞察を提供し,原子的に薄い材料に基づく水に優しい表面活性複合材料を開発するためのシステム処方を知らせるのに使用できる。Copyright 2022 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *界面 ,  *吸着 ,  相互作用 ,  電荷 ,  表面電位 ,  *酸化物 ,  *界面活性剤 ,  親水性 ,  陰イオン界面活性剤 ,  *相乗作用 ,  非イオン界面活性剤 ,  *界面活性 ,  双性イオン ,  Triton X-100
準シソーラス用語： *酸化グラフェン ,  *表面吸着 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 液-気界面  (CB12020U) ,  ミセル  (CB11020N)

タイトルに関連する用語 (4件)： 界面活性剤 ,  相乗効果 ,  酸化グラフェン ,  表面吸着