文献

J-GLOBAL ID：202202256394169050   整理番号：22A0712102

「海水研究・開発の基礎,分析科学の新展開」陽イオンクロマトグラフィーによる低ナトリウム塩中のカリウムの定量

Determination of Potassium in Reduced-sodium Salts by Cation Chromatography

著者 (1件)： 野田寧 (塩事業セ 海水総研)
資料名： 日本海水学会誌  (Bulletin of the Society of Sea Water Science, Japan)
巻： 76  号： 1  ページ： 38-42  発行年： 2022年03月01日 
JST資料番号： F0235A  ISSN： 0369-4550  CODEN： NKAGBU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 塩化カリウムを多く含む,低ナトリウム塩中のカリウムの分析法として陽イオンクロマトグラフィーを適用した.陽イオンクロマトグラフィーの条件は,溶離液であるメタンスルホン酸の濃度を30mmol/Lとすることで,ナトリウムイオン,カリウムイオン,マグネシウムイオン,カルシウムイオンが分離することを確認した.カリウムの回収率99.8%~100.2%が得られた.また,1-50mg/Lの濃度範囲におけるカリウムの検量線は良い直線性が得られた.本分析法における真度,併行精度などの結果から妥当性が確認され,迅速かつ効率的な分析法として適用可能であることが示された.(著者抄録)

シソーラス用語： *塩化カリウム ,  カルシウム化合物 ,  金属イオン ,  *イオンクロマトグラフィー ,  カリウム化合物 ,  マグネシウム化合物 ,  回収率 ,  迅速分析 ,  定量分析 ,  カチオン ,  ナトリウム化合物 ,  夾雑物 ,  *食塩 ,  減塩食品 ,  脂肪族化合物 ,  スルホン酸
準シソーラス用語： カリウムイオン ,  カルシウムイオン ,  ナトリウムイオン ,  マグネシウムイオン ,  陽イオンクロマトグラフィー

分類 (2件)： 塩素とその化合物  (YB02040H) ,  調味料,香辛料  (FJ10010W)

物質索引 (1件)： メタンスルホン酸

引用文献 (11件)：

• 1) The salt industry center of Japan ed., Methods for Salt Analysis 5^th edition, The salt industry center of Japan (2019)
• 2) H. Fujii and Y. Noda, Quality survey of edible salt sold in Japan: Trends among major products, J. Cookery Sci., Jpn., 49, 195-207 (2016)(Japanese)
• 3) J. D. Swales, Salt substitutes and potassium intake, BMJ, 303, 1084-1085 (1991)
• 4) K. Ito, Clinical and Nutritional Study of Low Sodium, High Potassium and High Magnesium Salt on Sensory Test, Blood Pressure and Lipid Metabolism, J. Cookery Sci. Jpn, 33, 401- 407 (2000)
• 5) Food and Agricultural Materials Inspection Center ed., Testing Methods for fertilizers (2021), 148-151, Food and Agri cultural Materials Inspection Center (2021)

タイトルに関連する用語 (12件)： 海水 ,  研究 ,  開発 ,  基礎 ,  分析 ,  科学 ,  展開 ,  陽イオン ,  クロマトグラフィー ,  ナトリウム塩 ,  カリウム ,  定量