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J-GLOBAL ID:202202256489284219   整理番号:22A0612203

ジケトピペラジンはオーキシン受容体TIR1とIAA7/17蛋白質の相互作用を促進することによりArabidopsis thalianaの根系構造を調節する

Diketopiperazine Modulates Arabidopsis thaliana Root System Architecture by Promoting Interactions of Auxin Receptor TIR1 and IAA7/17 Proteins
著者 (8件):
資料名:
巻: 63  号:ページ: 57-69 (WEB ONLY)  発行年: 2022年01月 
JST資料番号: U1159A  ISSN: 1471-9053  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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植物は,アミノ酸,脂肪誘導体,ジケトピペラジン(DKP)などの,微生物のクオラムセンシング(QS)シグナル伝達分子を検出し,これによってその交換情報が植物の成長および発育を促すことを可能にする。本稿は,Arabidopsis thaliana根に対する12種類の合成DKPの影響を評価し,それらの基本的な作用機構を検討した。結果は,QSシグナル分子としてDKPが,A.thalianaの側根発達と根毛形成をそれぞれ程度の差こそあれ促進させることを示した。DKPは,シュートから根への植物ホルモンオーキシンの極性移動を強め,オーキシン応答蛋白質IAA7/17に作用してオーキシン応答因子を減少させ,根端でのオーキシンの蓄積と根成長促進をもたらした。さらに,DKPは,オーキシン受容体輸送体阻害剤応答蛋白質1(TIR1)を妨害することでA.thaliana根系構造における側根と根毛の発達を誘導した。DKPと潜在的に相互作用する一連のTIR1部位も分子ドッキング解析を用いて予測した。これらの部位の変異は,DKP処理後のTIR1のリン酸化を阻害し,それによって側根形成,特にTIR1-1側を阻害した。本研究は,TIR1とIAA7/17蛋白質の相互作用を介してオーキシン応答因子ARF7/19の発現を促し,その結果,植物成長と発達を促進させるQS系のいくつかのDKPシグナル分子を同定した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
発生,成長,分化  ,  異種生物間相互作用 

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