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J-GLOBAL ID:202202257154311277   整理番号:22A1020504

薬物代謝酵素発現のためのバキュロウイルス-哺乳類細胞発現系の利用:チトクロームP450 3A4に焦点を当てた感染の最適化【JST・京大機械翻訳】

Use of a Baculovirus-Mammalian Cell Expression-System for Expression of Drug-Metabolizing Enzymes: Optimization of Infection With a Focus on Cytochrome P450 3A4
著者 (10件):
資料名:
巻: 13  ページ: 832931  発行年: 2022年 
JST資料番号: U7091A  ISSN: 1663-9812  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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異種発現系は,薬物代謝酵素の機能に対する一塩基多型を含む遺伝的因子の効果を解析するために重要である。本研究では,この目的のためのより安全でより効率的なアプローチとして,バキュロウイルス-哺乳類細胞(Bac-Mam)発現系に焦点を当てた。バキュロウイルス-昆虫細胞発現系は,大規模蛋白質発現で広く利用される。バキュロウイルスはある種の哺乳類細胞にも感染するが,ウイルスは昆虫細胞で複製する。この知識により,バキュロウイルスは現在,遺伝子修飾バキュロウイルスが哺乳類細胞で機能できる1つと置換されるBac-Mam系と呼ばれる哺乳類発現系に適用されている。チトクロームP4503A4(CYP3A4),UDP-グルクロノシルトランスフェラーゼ(UGT)1A1およびUGT2B7のオープンリーディングフレームを,Bac-Mam系に対する転写プラスミドにサブクローニングし,組換えBac-Mamウイルスを調製した。得られたウイルスを昆虫Sf9細胞で増幅し,哺乳類のCOS-1細胞に感染させた。COS-1細胞ホモジネートにおけるCYP3A4,UGT1A1およびUGT2B7の発現を,免疫ブロッティングにより確認した。Bac-Mamウイルス量,収集前の培養日数,および酪酸ナトリウムの濃度を含む最適感染条件,ウイルス形質導入のエンハンサーをCYP3A4発現をモニターすることにより測定した。発現CYP3A4はヘミン/5-アミノレブリン酸を供給せずに適切な活性を示し,NADPH-チトクロームP450レダクターゼと共発現した。さらに,Bac-Mam系と組換プラスミドとトランスフェクション試薬を用いた確立された方法との間の遺伝子導入効率を比較した。著者らの結果は,Bac-Mam系が薬物代謝研究に広く使われる哺乳類細胞に薬物代謝酵素遺伝子を導入するのに適用できることを示す。発現した酵素は,それらが哺乳類体にあるので,適切な翻訳後修飾を受けることが期待される。したがって,Bac-Mamシステムは,薬理遺伝学および薬理ゲノミクス研究を加速する可能性がある。Copyright 2022 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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遺伝子操作 
引用文献 (49件):
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  • AsseffaA., SmithS. J., NagataK., GilletteJ., GelboinH. V., GonzalezF. J. (1989). Novel Exogenous Heme-Dependent Expression of Mammalian Cytochrome P450 Using Baculovirus. Arch. Biochem. Biophys. 274, 481-490. doi: 10.1016/0003-9861(89)90461-x
  • BackesW. L., KelleyR. W. (2003). Organization of Multiple Cytochrome P450s with NADPH-Cytochrome P450 Reductase in Membranes. Pharmacol. Ther. 98, 221-233. doi: 10.1016/s0163-7258(03)00031-7
  • BarbierO., GirardC., BretonR., BélangerA., HumD. W. (2000). N-Glycosylation and Residue 96 Are Involved in the Functional Properties of UDP-Glucuronosyltransferase Enzymes. Biochemistry 39, 11540-11552. doi: 10.1021/bi000779p
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