文献

J-GLOBAL ID：202202257527324593   整理番号：22A0621895

グリーンランド氷床気候に対する北極海海氷損失の影響【JST・京大機械翻訳】

Influence of Arctic sea-ice loss on the Greenland ice sheet climate

著者 (3件)： Sellevold Raymond (Department of Geoscience and Remote Sensing, Delft University of Technology, Delft, The Netherlands) ,  Lenaerts Jan T. M. (Department of Atmospheric and Oceanic Sciences, University of Colorado Boulder, Boulder, CO, USA) ,  Vizcaino Miren (Department of Geoscience and Remote Sensing, Delft University of Technology, Delft, The Netherlands)
資料名： Climate Dynamics  (Climate Dynamics)
巻： 58  号： 1-2  ページ： 179-193  発行年： 2022年 
JST資料番号： T0548A  ISSN： 0930-7575  CODEN： CLDYEM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 北極は,最も速く温暖化する地球上の地域である。同時に,北極海氷は減少するが,グリーンランド氷シート(GrIS)は加速ペースで質量を失う。ここでは,SMBの高度,対話型計算を特徴とするコミュニティ地球システムモデルバージョン2.1(CESM2)を用いて,GrIS表面質量収支(SMB)に対する北極海氷の季節的影響を研究した。観測からのGrIS SMBに対する海氷低減の影響の扱いは,短い観測記録のために困難である。また,過渡気候シミュレーションを用いて検出された信号は,他の強制のエイリアスであるかもしれない。ここでは,北極海氷を縮小した極Amplificationモデル相互比較プロジェクトからの専用シミュレーションを解析し,他の全ての強制を一定に保ちながら,それらを事前工業海氷シミュレーションと比較した。減少した海氷に応答して,GrISSMBは,より湿潤な大気によって駆動され,サイクロンを増加させることにより,降水量の増加のために冬に増加する。夏には,表面メルトは,より温暖で,より湿潤な大気により増加し,顕熱および潜熱フラックスを通して,表面へのエネルギー移動の増加をもたらし,これは,溶融-アルベドフィードバックをトリガーする。さらに,温暖化はBaffin湾上の全対流圏を通して起こる。この深い温暖化は,Baffin湾とグリーンランドの500hPaジオポテンシャル高さの地域強化をもたらし,GrIS表面のブロッキングと熱移流を増加させた。この異常な循環パターンは,GrISの表面メルトにおける最近の増加にリンクした。Copyright The Author(s) 2021 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： エネルギー移動 ,  シミュレーション ,  融解 ,  降水量 ,  *気候 ,  湿潤 ,  物質収支 ,  *氷床 ,  *海氷 ,  ジオポテンシャル ,  対流圏 ,  地球モデル ,  顕熱 ,  温暖化 ,  メルト
準シソーラス用語： *グリーンランド氷床 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： 北極 ,  海氷 ,  GrIS表面質量バランス ,  コミュニティ地球システムモデル2.1

分類 (2件)： 気候学,気候変動  (DC05140T) ,  雪氷学  (DC08000N)

タイトルに関連する用語 (5件)： グリーンランド氷床 ,  気候 ,  北極海 ,  海氷 ,  損失