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J-GLOBAL ID:202202258199380733   整理番号:22A1170189

H9C2細胞およびラットにおけるイソプロテレノール誘発心筋障害に対するペルオキシレドキシン6およびその変異体の効果【JST・京大機械翻訳】

Effects of Peroxiredoxin 6 and Its Mutants on the Isoproterenol Induced Myocardial Injury in H9C2 Cells and Rats
著者 (6件):
資料名:
巻: 2022  ページ: Null  発行年: 2022年 
JST資料番号: U7012A  ISSN: 1942-0900  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景.ペルオキシレドキシン6(PRDX6)は重要な抗酸化酵素であり,酸化損傷に起因する疾患の治療において潜在的用途価値を有する。方法:PRDX6と変異体(mPRDX6)を大腸菌発現系を用いて異種発現させ,Ni親和性クロマトグラフィーにより精製した。イソプロテレノール(ISO)を用いて心筋細胞損傷モデルと動物心筋損傷モデルを誘導した。PRDX6とmPRDX6による治療の後,H9C2細胞の増殖活性は,細胞計数キット-8(CCK8)方法によって検出された。アポトーシスをフローサイトメトリーによって評価し,そして,心筋細胞の組織学的変化を,ヘマトキシリンおよびエオシン(H&E)染色によって観察し,ISO処理H9C2細胞におけるカタラーゼ(CAT),グルタチオンペルオキシダーゼ(GPX),マロンジアルデヒド(MDA)およびスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)のレベル,ならびに,ISOで処理したラットの心臓組織および血清におけるスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)を検出し,そして,Bax,Bcl-2およびペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γ(PPAR-γ)蛋白質の発現レベルを,ウェスタンブロット法によって検出した。【結果】PRDX6とmPRDX6は,首尾よく発現し,精製した。有効性研究の結果は,PRDX6のホスホリパーゼA2(PLA2)活性が部位特異的突然変異によって削除された突然変異体mPRDX6が,PRDX6より心筋障害に対してより良い保護作用を有することを示した。CCK8結果は,ISO群のそれと比較して,H9C2細胞の増殖活性が有意に増強([数式:原文を参照])し,アポトーシス率が有意に減少し([数式:原文を参照]),活性酸素種(ROS)の蛍光強度がmPRDX6群で有意に減少した([数式:原文を参照])ことを示した。HE染色の結果は,心筋障害がmPRDX6群である程度緩和されたことを示した。ISO群のそれらと比較して,H9C2細胞とラットの心臓組織と血清におけるCAT,GPXとSODの活性は有意に増加した([数式:原文を参照])が,MDAの含有量は有意に減少した([数式:原文を参照])。ウェスタンブロット分析は,H9C2細胞におけるBcl-2の発現レベルが有意に減少し([数式:原文を参照]),BaxとPPAR-γのそれは有意に増加した([数式:原文を参照])ことを示した。結論:mPRDX6は,ISOによって誘発される心筋損傷に対して保護作用を有し,その機序は,その抗酸化に関連がある可能性がある。本研究は,心筋障害の治療に使用される薬物の研究開発のための理論的基礎を提供するかもしれない。Copyright 2022 Runhong Mu et al. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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心臓作用薬の基礎研究  ,  循環系の基礎医学 
物質索引 (1件):
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引用文献 (38件):
  • M. H. Hoffmann, H. R. Griffiths, "The dual role of reactive oxygen species in autoimmune and inflammatory diseases: evidence from preclinical models," Free Radical Biology and Medicine, vol. 125, pp. 62-71, 2018.
  • G. Elena, S. Recalcati, G. Cairo, "Dual role of ROS as signal and stress agents: iron tips the balance in favor of toxic effects," Oxidative Medicine and Cellular Longevity, vol. 2016, pp. 9, 2016.
  • N. Dholia, P. Ramteke, J. F. Varghese, V. Rani, U. C. S. Yadav, "Oxidative stress-induced molecular and genetic mechanisms in human health and diseases," Free Radicals in Human Health and Disease, pp. 91-103, Springer, 2015.
  • F. Qiu, Y. Han, X. Shao, P. Paulo, W. Li, M. Zhu, N. Tang, S. Guo, Y. Chen, H. Wu, D. Zhao, Y. Liu, W. Chu, "Knockdown of endogenous RNF4 exacerbates ischaemia-induced cardiomyocyte apoptosis in mice," Journal of Cellular and Molecular Medicine, vol. 24, no. 17, pp. 9545-9559, 2020.
  • K. M. Nash, S. Ahmed, "Nanomedicine in the ROS-mediated pathophysiology: applications and clinical advances," Nanomedicine, vol. 11, no. 8, pp. 2033-2040, 2015.
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