文献

J-GLOBAL ID：202202258598650829   整理番号：22A1009199

ナノ断熱材の適用シミュレーションとカーボンニュートラルへの貢献

Simulation of Applying Nano Thermal Insulation and Its Contribution to Carbon Neutrality

著者 (1件)： 鶴賀俊光 (黒崎播磨)
資料名： 耐火材料  (Refractory Material)
号： 169  ページ： 63-68  発行年： 2022年03月01日 
JST資料番号： F0320A  ISSN： 0494-5549  CODEN： TKZRA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・本稿では,ナノ断熱材「WDS」の特性と適用シミュレーション例と,CO₂削減について解説。
・WDSはヒュームドシリカを主原料とし,赤外線不透過材と繊維を含む断熱材であり,ヒュームドシリカナノ粒子の二次粒子は,多くの微細気孔を形成するため,空気よりも低い熱伝導率を実現。
・本断熱材の製品への適用効果として,WDSを鉄鋼生産での溶銑鍋や取鍋に適用し,その効果を数値シミュレーションした結果,大幅なCO₂削減の可能性があることを確認。
・WDSを家庭用燃料電池システムに適用し,その効果を計算した結果,一層のCO₂削減効果が期待できることが判明。

シソーラス用語： 物質収支 ,  二酸化炭素排出量 ,  シリカヒューム ,  ナノ粒子 ,  空隙率 ,  熱伝導率 ,  事例研究 ,  とりべ ,  *断熱材料 ,  計算機シミュレーション ,  燃料電池 ,  *省エネルギー
準シソーラス用語： カーボンニュートラル ,  ナノ断熱材 ,  ヒュームドシリカ ,  数値シミュレーション ,  適用事例

分類 (2件)： 耐火物  (YC04030N) ,  断熱材,伝熱材  (PA03030R)

引用文献 (7件)：

• 資源エネルギー庁: 2050年カーボンニュートラルの実現に向けた需要側の取組(2021年2月19日).
• 松尾幸久, 桂裕氏: 微多孔性断熱材の特性と適用方法, セラミックス, 49, 638-642 (2014).
• 資源エネルギー庁: 総合エネルギー統計(エネルギーバランス表)2019年度.
• 資源エネルギー庁: 水素・燃料電池に関する経済産業省の取組について(2019年5月).
• 日本製鉄株式会社: 日本製鉄 サステナビリティレポート2021, p.25.

タイトルに関連する用語 (3件)： 断熱材 ,  シミュレーション ,  カーボンニュートラル