抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:54例の乳幼児肝血管腫(IHH)の臨床特徴及び画像所見を分析し、同時にIHH患者の治療効果を評価する。方法:2005年1月から2018年3月まで,山東第一医科大学付属病院でIHH患者54例を治療した。同期年齢<14歳の他の肝臓病巣性病変患者58例を選択した。両群の臨床特徴と画像所見を比較した。【結果】IHH群と非IHH群の年齢はそれぞれ(17.2±7.5)か月と(42.3±16.5)か月であり,統計的有意差が認められた(P<0.05)。IHH群のAFP<20μg/Lが41例(75.9%),>20μg/Lが13例(24.1%),非IHH群のAFP<20μg/Lが8例(13.8%),>20μg/Lが50例(86.2%)であった。統計的有意差が認められた(P<0.05)。IHH群、非IHH群の腫瘍直径は(5.6±1.8)cm、(8.4±2.6)cmであり、統計学的有意差があった(P<0.05)。IHH群の抵抗指数(RI)<0.7が43例(79.6%),>0.7が11例(20.4%),非IHH群RI<0.7が16例(27.6%),>0.7が42例(72.4%),であった。統計的有意差が認められた(P<0.05)。54例のIHH患者の局所型は43例(79.6%),多巣型は7例(13.0%),びまん性型は4例(7.4%)であった。病変境界は52例(96.3%),境界は2例(3.7%)であった。病変の石灰化は26例(60.5%)で,局所型であった。CTスキャンIHHはいずれも低密度影を示し、増強CT動脈期病巣周辺は明らかに強化し、門脈期は求心性充填増強を呈した。IHH病変のMRIT1加重配列は低信号,T2強調配列は高信号,増強MRI表現は増強CT.54例IHH患者のフォローアップ観察26例(48.1%);17例は肝腫大、呼吸困難等による薬物関与があり、その中にホルモン治療8例(14.8%)、プロプラノロール治療7例(13.0%),ホルモンとプロプラノロール併用治療2例(3.7%);9例は薬物治療効果により手術介入が望ましくなく、その中、外科手術切除7例(13.0%),経肝動脈介入栓塞治療2例(3.7%)であった。病変の消失或いは治癒は45例(83.3%)で、病巣は5例(9.2%)に著しく縮小した。生存51例(94.4%),3例(5.6%)は心不全で死亡した。【結語】IHH患者は,他の肝臓限局性病変と比較して,年齢,AFPレベル,および腫瘍径が小さい。超音波、増強CT及び増強MRIはIHHの診断に有効な方式である。多数のIHH患者の自然経過は良好であり、ホルモン、プロプラノロール及び肝血管腫の外科切除はすべて症状を緩和する治療方式である。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】