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J-GLOBAL ID:202202258796597665   整理番号:22A0612951

クリーニングブレードの内部応力振動とエッジ摩耗に関する研究

Study on Internal Stress Vibration and Edge Wear of a Cleaning Blade
著者 (3件):
資料名:
巻: 19  ページ: 51-56  発行年: 2022年01月 
JST資料番号: L4876A  ISSN: 1880-7216  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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電子写真プロセス内で使用される部品の一つであるクリーニングブレードの寿命はエッジの摩耗量が律速であり,エッジの摩耗については疲労摩耗が寄与することが知られている。疲労摩耗は,繰り返し応力が作用し,摩耗部に微小な亀裂が生じて剥離が発生する現象として知られており,線形累積損傷則が剛体の疲労破壊をよく説明する経験則として使われている。他方で,クリーニングブレードを構成する粘弾性体の疲労摩耗を線形累積損傷規則に適用した研究はほとんど無い。本研究の目的は,線形累積損傷則の基礎であるS-N曲線がブレードの摩耗で成立することと,ブレードの摩耗幅とΣni/Niの間に相関関係があることを確認することとした。本研究では,光弾性法を適用し,光弾性高速動画からブレードのエッジ周辺に作用する内部応力を動的に解析した。応力の繰り返し回数の動的解析に使用したレインフロー法は,繰り返し回数をカウントする一般的な方法の中でヒステリシスを考慮したカウント方法である。結果として,ブレードのS-N曲線は,Sが増加するにつれてNが減少する典型的なS-N曲線の挙動を示した。またブレード摩耗幅とΣni/Niは良好な相関関係を示し,Σni/Ni,つまり累積疲労損傷度が大きいほど,ブレード摩耗幅が大きくなった。本研究の結果から,短時間の光弾性高速動画を撮影して,ブレードの内部応力を可視化,さらに応力変動を追跡して得られたデータを分析し,Σni/Niを算出することで,摩耗幅を予測することが可能になったと言える。(著者抄録)
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分類 (1件):
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各種写真法 
引用文献 (7件):
  • K. Seino, S. Yuge, and M. Uemura, “Wear characteristics and cleaning ability of cleaning blades”, Journal of Imaging Society of Japan, 40, pp.320-329 (2001) [in Japanese].
  • S. Higuchi, Y. Nakane, and K. Nakano, “Visualization of internal stress of cleaning blade by photoelastic method”, Proceedings for the Imaging Conference JAPAN 2019, pp.59-61 (2019) [in Japanese].
  • T. Watanabe, “Design and verification of concrete structures”, Chapter 6, p. 13, “engineering-eye”, ITOCHU Techno-solutions Corporation, (2011) [in Japanese], https://www.engineering-eye.com/rpt/w015_watanabe/pdf/w015_06.pdf (December 12, 2021)
  • K. Hayakawa, “Basic concept of life evaluation”, Journal of Japan Rubber Association, 68, pp.297-306 (1995) [in Japanese]
  • K. Kojima, “Cycle counting methods forfatiguew analysis”, High Pressure Institute of Japan, 56, pp.184-188 (2018) [in Japanese]
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