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J-GLOBAL ID：202202258956194180   整理番号：22A0884137

キタムラサキウニにおける遊離アミノ酸及び脂溶性色素の定量法の検討

The quantitative method of free amino acid and fat-soluble pigment of northern sea urchin Mesocentrotus nudus

著者 (3件)： 紺野智太 (宮城県水産技術総合セ) ,  垂水裕樹 (宮城県水産技術総合セ) ,  鈴木花 (宮城県水産技術総合セ)
資料名： 宮城県水産研究報告  (Miyagi Prefectural Report of Fisheries Science)
号： 22  ページ： 47-53  発行年： 2022年03月 
JST資料番号： X0787B  ISSN： 1346-4329  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東北大学が肥育したウニについて,遊離アミノ酸及び脂溶性色素の定量分析を行った。1)遊離アミノ酸分析について,前処理方法及び定量方法を検討した。分析結果について,全ての試験区において甘味を呈するGlyが最も多く,肥育前に比べ肥育試験後ではGlyを除くすべての遊離アミノ酸で含有量が有意に増加した。実験区と対照区を比較すると,対照区において旨味を呈するGluだけが有意に多く,苦味を呈するTyr,Val,Met,Phe,Ile,Leuが有意に少なかった。2)脂溶性色素分析について,前処理方法及び定量方法を検討した。ウニ脂溶性抽出物において,エキネノン光学異性体の存在が示唆された。分析結果については,全ての色素において,固形飼料を給餌した実験区で肥育前区と比べ有意に減少した。(著者抄録)

シソーラス用語： *ウニ ,  *遊離アミノ酸 ,  油溶性 ,  色素 ,  *定量分析 ,  食品分析 ,  苦味物質 ,  旨味 ,  生態遷移 ,  カロチノイド ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  分枝鎖アミノ酸 ,  第一アミン ,  共役ジエン ,  エノン ,  脂環式ケトン ,  アミノ酸 ,  ジカルボン酸 ,  フェノール類 ,  芳香族化合物 ,  スルフィド ,  含硫アミノ酸
準シソーラス用語： キタムラサキウニ ,  磯焼け

分類 (2件)： 動物性水産食品  (FJ13020C) ,  食品の分析  (FJ01030U)

物質索引 (10件)： β-カロチン ,  イソロイシン ,  エキネノン ,  グリシン ,  グルタミン酸 ,  チロシン ,  バリン ,  フェニルアラニン ,  メチオニン ,  ロイシン

引用文献 (11件)：

• 吾妻行雄・遠藤光・高木聖実・堀越彩香・猪股英里・青木優和(2018) 志津川湾における地震後のアラメ群落の動態と新たな保全技術, 日本水産学会誌, 84(6), 1074-1077.
• 農林水産省(2021) 海面漁業生産統計調査, 令和元年漁業・養殖業生産統計確報
• 農林水産省(2021) 海面漁業生産統計調査, 令和元年漁業産出額確報
• 農林水産技術会議(2021) 食料生産地域再生のための先端技術展開事業, 農林水産技術会議ウェブサイト https://www.affrc.maff.go.jp/docs/sentan_gijyutu/sentan_gijyutu.htm
• 猪股英里(2015) ウニ類の摂食、消化吸収および体部位への物質配分に関する研究, 博士論文, 東北大学

タイトルに関連する用語 (5件)： キタムラサキウニ ,  遊離アミノ酸 ,  脂溶性 ,  色素 ,  定量法