抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高度20kmの成層圏を航行する無人航空機からモバイル通信サービスを提供する成層圏プラットフォーム(HAPS:High-Altitude Platform Stations)の実現が世界的に検討されている.HAPSの実現により,自然災害の影響を受けずに広大なエリアをカバーする超広域モバイル通信ネットワークや,ドローン等のIoT(Internet of Things)端末を対象とした上空通信プラットフォームの実現が期待されている.HAPS通信システムはHAPSとユーザ端末間を結ぶサービスリンク,地上に設置されたゲートウェイ局や他のHAPSとの通信を行うフィーダリンクで構成され,フィーダリンクの無線装置では,ゲートウェイ局とのリンクだけではなくHAPS間通信や航空機向けのバックホール等としての利用も想定される.本稿では,HAPSフィーダリンクシステムの初期検討として,対象物との位置関係やHAPSの姿勢変化を考慮してビーム方向を制御するミリ波帯のフィーダリンク実験用無線装置を試作開発し,千葉県の九十九里浜で長距離ミリ波通信実験を実施したので,その概要を報告する.(著者抄録)