抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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複雑なコアセルベートコアミセル(C3Ms)を,帯電した(バイオ)マクロ分子の水溶液を反対に荷電した中性親水性ジブロック共重合体と混合することにより形成した。これらの構造の安定性は溶液のイオン強度に依存した。臨界イオン強度以上では,ミセルは完全に崩壊する。高いイオン強度でのこの不安定性は,例えば薬物送達システムまたは蛋白質保護におけるそれらの応用の主な欠点である。さらに,弱い高分子電解質から成るC_3Msの安定性はpH依存性である。本研究の目的は,C3Msの安定性を改善するために,複合コアセルベートコアの共有結合架橋の有効性を評価することである。四級化及びアミン官能化カチオン性中性ジブロック共重合体,ポリ(2-ビニルピリジン)-ブロック-ポリ(エチレンオキシド(QP2VP-b-PEO)及びアニオン性ホモポリマー,ポリ(アクリル酸)(PAA)を用いてC3Msの形成を研究した。2つの異なるコア架橋戦略を用いて,コア中の高分子電解質鎖(すなわちQP2VPとPAAの間)または同じタイプの高分子電解質鎖間の架橋(すなわちQP2VP)の間の架橋をもたらした。これら2つの戦略に対して,架橋剤1-エチル-3-(3′-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(EDC)とジメチル-3,3′-ジチオプロピオンイミダート二塩酸塩(DTBP)をそれぞれ用いた。EDCは永久架橋を提供するが,DTBP架橋は還元剤により破壊される。動的光散乱は,両アプローチが塩とpH変化に対してC3Msの安定性を著しく改善することを示した。さらに,DTBPコア架橋ミセル中のジスルフィド架橋の還元は元の塩安定性プロファイルを大きく回復した。したがって,この特徴は,制御放出処方におけるC3Msの適用のための優れた出発点を提供する。Copyright 2022 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】