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J-GLOBAL ID:202202259827863557   整理番号:22A0821823

体調検知・事故回避技術利用による疾病患者の運転に対する一般市民の社会受容性調査

The social acceptance of driving for patients with illness by using physical condition detection and accident avoidance technology
著者 (2件):
資料名:
巻: 21  号:ページ: 23-33  発行年: 2022年02月28日 
JST資料番号: L4484A  ISSN: 2188-3874  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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本論文では体調検知・事故回避技術普及による疾病患者の運転への社会受容性や体調検知・事故回避技術があったにもかかわらず発生する事故に対する市民意識について一般市民に対するインターネットアンケート調査を行った。調査の仮説として,過去に自身もしくは知人が運転中に体調変化があった場合に体調検知・事故回避技術に対して肯定的になると考え,過去の体調変化の経験との関係について分析を行った。対象は50歳以上の男女とし,回答件数は1,500件である。結果として,現段階での自動車交通社会に対する認知として,急な体調変化を適切に検知し,危険回避が可能な装置が普及しても体調急変の可能性がある疾病患者の運転が社会的に受容されない可能性が示唆された。一方,自身または知人の運転中の体調変化の経験が体調検知技術への期待を高め,体調検知技術による疾病患者の運転への許容に正の影響を与えることが示された。また,一般市民の認識として,体調計測機器を付けることを条件として運転を許可されている人がそれを付け忘れた場合,運転手の責任が大きくなると考える人が全体の半数を超えており,体調変化検知を自動的に開始するなどの仕組みが必要と考える。以上より,安全運転を支援するシステムの開発と並行して,それが社会に許容される必要があり,今後社会受容性向上のための施策について検討する必要がある。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
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分類 (2件):
分類
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自動車事故,交通安全  ,  運転者 
引用文献 (30件):
  • 1)一杉正仁:運転者の健康を考える,Progress in Medicine,2012;32(8):1595-1599.
  • 2)一杉正仁,山内忍,長谷川桃子,他:タクシー運転者における健康起因事故の予防対策についての実態調査-運転者と事務所の対応について,日本交通科学学会誌,2015;15(2):17-24.
  • 3)Hitosugi M, Gomei S, Okubo T, et al.: Sudden illness while driving a vehicle: A retrospective analysis of commercial drivers in Japan. Scandinavian Journal of Work, Environment & Health, 2012; 38(1): 84-87.
  • 4)Inamasu J, Nakatsukasa M, Tomiyasu K, et al.: Stroke while driving: Frequency and association with automobile accidents. International Journal of Stroke, 2018; 13(3): 301-307.
  • 5)Inoue T, Hitosugi M, Ooba H, et al.: Rate of stroke onset while driving and subsequent collision, Journal of Stroke and Cerebrovascular Diseases, 2018; 27(9): 2553-2554.
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