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J-GLOBAL ID:202202260063353104   整理番号:22A1149896

前生物的に妥当なRNA-ペプチドワールドのシナリオ

A prebiotically plausible scenario of an RNA-peptide world
著者 (9件):
資料名:
巻: 605  号: 7909  ページ: 279-284  発行年: 2022年05月12日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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RNAワールドの概念は,生命の起源の理論を支える極めて重要な柱の1つである。この概念では,生命が,自己複製しながら次第に複雑化するRNA分子から進化したと推測されている。その後,タンパク質が生命の触媒となり,RNAは機能が縮小して主に情報の保存を担うようになったが,RNAワールドがどのようにしてこの段階に移行したかという疑問は,進化学において最も謎めいた,「鶏が先か卵が先か」的な難題の1つとなっている。今回我々は,現在の転移RNAおよびリボソームRNAに見られ,RNAワールドの名残と考えられている非カノニカルなRNA塩基が,RNA上で直接ペプチド合成を確立させる能力を持つことを示す。発見された化学反応では,ペプチドで修飾された複雑なRNAキメラ分子が生成する。これは,RNA-ペプチドワールドが初期に存在したこと,そしてそこからリボソームによるペプチド合成が出現した可能性を示唆している。痕跡的な非カノニカルヌクレオシドの助けを借りてRNA上でペプチドを伸長させる能力は,共有結合でつながったRNAとペプチドが初期に共進化した可能性を示しており,これがその後,さらに高度に複雑化して解離し,地球上の全生物の特徴となっている二元的な核酸-タンパク質ワールドを作り出した可能性がある。Copyright Nature Japan KK 2022
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分類 (2件):
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分子構造  ,  遺伝子発現 
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