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J-GLOBAL ID：202202261238437405   整理番号：22A1077507

Mg-Zr合金の温間深絞り成形における応力状態と変形組織

Stress state and deformation structure in Warm deep-drawing of Mg-Zr Alloy

著者 (3件)： 田村洋介 (千葉工大 工) ,  早田博 (トロント大 (トロント)) ,  MCLEAN Alexander (トロント大 (トロント))
資料名： 軽金属  (Journal of Japan Institute of Light Metals)
巻： 72  号： 4  ページ： 122-126  発行年： 2022年04月15日 
JST資料番号： F0772A  ISSN： 0451-5994  CODEN： KEIKA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Mg-1.5Zr合金の深絞り成形における応力状態と変形組織との関係を調査した。鋳造材料から作製した合金ブランクを,絞り比1.7で300°Cで深絞り成形した。ブランクの中心から縁までブランク表面に付けられた一連の円形レーザマークを用いて,深絞り中に起こされた種々な方向の歪を測定した。その結果,等二軸引張によりカップ底部にはせん断応力が発生しないため滑り変形は起こり難く,代わりに,基底集合組織の発達は観察されず多数の双晶が形成された。カップのR部も二軸引張状態となり,曲げにより,せん断応力|σ_r-σ_θ|と共役せん断応力が発生し,それは新しい結晶と双晶変形の形成を促進した。Rからカップのリム領域に向かい側壁に沿って,σ_θが引張から圧縮に変化する遷移領域があり,圧縮ひずみが増加するに伴って,基底集合組織が著しく発展した。σ_θが「引張」の場合は双晶で,σ_θが「圧縮」の場合は滑りが,主な変形機構であった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： マグネシウム合金 ,  ジルコニウム含有合金 ,  *温間加工 ,  *深絞り加工 ,  応力 ,  *変形組織 ,  寸法変化 ,  歪測定 ,  剪断応力 ,  引張 ,  変形双晶 ,  圧縮 ,  滑り ,  集合組織 ,  標識
準シソーラス用語： レーザマーク ,  二軸引張 ,  *応力状態 ,  基底集合組織 ,  塑性変形機構 ,  等二軸引張

分類 (3件)： 機械的性質  (WB02030U) ,  変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  プレス加工  (WC04050H)

引用文献 (11件)：

• 1) 村上 雄:軽金属,52(2002),536-540.
• 2) 小池淳一,宮村剛夫:軽金属,54(2004),460-464.
• 3) Y. Chino, K. Sassa, A. Kamiya and M. Mabuchi, Mater. Lett. 61 (2007), 1504-1506.
• 4) M. Kohzu, S. Nakatsuka and K. Higashi: Mater Trans., 49 (2008), 2096-2099.
• 5) A. Yamamoto, Y. Tsukahara and S. Fukumoto, Mater. Trans., 49 (2008), 995.

タイトルに関連する用語 (5件)： Mg ,  Zr合金 ,  深絞り成形 ,  応力状態 ,  変形組織