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J-GLOBAL ID：202202261805671471   整理番号：22A1151604

初期沈み込み帯のスラブ-マントルウェッジ界面:フィリピン,パラワンオフィオライト,Dalryple AmphiboliteのP-T-D進化と岩石学的特徴からの洞察【JST・京大機械翻訳】

The slab-mantle wedge interface of an incipient subduction zone: Insights from the P-T-D evolution and petrological characteristics of the Dalrymple Amphibolite, Palawan Ophiolite, Philippines

著者 (3件)： Valera Gabriel Theophilus V. (Department of Geology and Mineralogy, Graduate School of Science, Kyoto University, Kyoto, Japan) ,  Kawakami Tetsuo (Department of Geology and Mineralogy, Graduate School of Science, Kyoto University, Kyoto, Japan) ,  Payot Betchaida D. (National Institute of Geological Sciences, University of the Philippines Diliman, Quezon City, Philippines)
資料名： Journal of Metamorphic Geology  (Journal of Metamorphic Geology)
巻： 40  号： 4  ページ： 717-749  発行年： 2022年 
JST資料番号： H0951A  ISSN： 0263-4929  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本稿では,フィリピンのPalawan島におけるDalrymple Amphibriteの岩石学的特性と圧力-温度-変形(P-T-D)の歴史を提示した。このユニットは,層間のダナイトとハルツバージャイトから成るPalawan Ophioliteの残留マントルかんらん岩の下に起こる。Dalrymple Amphibriteは,高度にせん断した混成マトリックス(藍晶石+Ca-アンフィボロール+黒雲母+イルメナイト±ガーネット)によって囲まれたマイナーな変堆積ユニットを有する高品位の変苦鉄質ブロックから主に構成されている。ざくろ石角閃岩ブロックのZr-in-ルチル地質温度計と石英-in-garnet geobarmetryは,~625°C,11.5kbarからε>700°C,13kbarまでのプログレード変成作用のP-T条件を明らかにした。Zr-in-ルチル地質温度計とTZARS地質気圧計(クリノゾイサイト+ルチル+石英=アノーサイト+チタン石+H_2O)は,角閃岩とエピドテライト角閃岩(λ>605-710°C,10-13kbar)ブロックに対して,同等のピーク変成条件を示すものであることを示す.さらに,ジルコンと緑泥石+ルチル+石英=アノーサイト+チタン石+H_2O)は,角閃岩と緑青石角閃岩(λ>605-710°C,10-13kbar)ブロックに対して同等のピーク変成条件を示す。ブロックを取り囲むマトリックスの地質温度計は, garnet石角閃石ブロックに対する~石700°Cと13kbarの類似したピーク変成条件を明らかにした。Dalrymple Amphibrite(~16°C/km)に保存された古地球熱勾配とそのブロック・イン・マトリクス構造は変成岩の非定型であり,初期沈み込みの際に形成された高Tメランジェコンプレックスとより似ている。これらのP-T推定値とそのブロック-イン-マトリックス構造から,Dalrymple Amphibriteは,沈み込みが最初に始まったとき,スラブ-マントルウェッジ界面の非常に温暖な古地熱勾配からすでに遷移する若い島弧コンプレックスのスラブ-マントルウェッジ界面を表すことが示唆される。Dalrymple Amphibriteのマトリックスと変苦鉄質ブロックに制約された同様のピーク変成条件は,シーケンスが45km付近の深度でピーク変成条件に達する前に,マトリックス形成変形が始まることを示す。さらに,このブロック-イン-マトリックスシーケンスの岩石学的および地球化学的特徴および交差切断脈の多重生成は,その幼児の弧のスラブ-マントルウェッジ界面で生じる複雑な過程を明らかにした。著者らの結果は,メランジェマトリクス中のフィロケイ酸塩(例えば,緑泥石と蛇紋石)上のCa-端脚と藍晶石の有病率,多重変形事象によって促進されるスラブ-マントルウェッジ界面に沿った地殻成分の混合と,その歴史を通しての流体の遍在性を強調する。同様の地熱勾配(例えば,暖かい沈み込み帯)を有する沈み込み帯は,おそらくこれらの岩石学的特徴を共有する。Copyright 2022 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *界面 ,  ざくろ石 ,  *岩石学 ,  石英 ,  地質温度計 ,  変成作用 ,  角閃岩 ,  ジルコン ,  ルチル ,  複合体 ,  地質 ,  *サブダクション ,  メランジェ ,  *沈み込み帯 ,  灰長石

著者キーワード (4件)： Dalryple Amphibolite ,  初期沈み込み帯 ,  メランジェ複合体 ,  スラブ-マントルウェッジ界面

分類 (1件)： 変成岩  (DE07060A)

タイトルに関連する用語 (10件)： 初期 ,  沈み込み帯 ,  スラブ ,  マントルウェッジ ,  界面 ,  フィリピン ,  オフィオライト ,  進化 ,  岩石学的特徴 ,  洞察