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J-GLOBAL ID:202202262557704815   整理番号:22A1027707

安定化HERPUD1によるマクロオートファジーの負の調節は,薬剤誘発性ストレス細胞生存において,増加したER-リソソームネットワークにより拮抗される【JST・京大機械翻訳】

Negative Modulation of Macroautophagy by Stabilized HERPUD1 is Counteracted by an Increased ER-Lysosomal Network With Impact in Drug-Induced Stress Cell Survival
著者 (21件):
資料名:
巻: 10  ページ: 743287  発行年: 2022年 
JST資料番号: U7062A  ISSN: 2296-634X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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マクロオートファジーおよびユビキチンプロテアソーム系は,細胞ホメオスタシスの維持における相互接続ネットワークとして作用する。実際,栄養欠乏時のマクロオートファジーの効率的活性化はプロテアソームによる既存蛋白質の分解により維持される。しかし,マクロオートファジーを活性化するためにプロテアソームにより分解される特異的基質は現在知られていない。定量的プロテオーム解析により,ATG5発現とは無関係に飢餓に応答してダウンレギュレートされたいくつかの蛋白質を同定した。それらの中で,最も有意なものは,低い発現を有するER膜蛋白質であるHERPUD1であり,正常条件下でプロテアソームによって分解されることが知られている。逆に,ERストレス下では,HERPUD1のレベルはプロテアソーム分解の妨害により急速に増加した。したがって,HERPUD1の安定性がオートファジーの負の調節因子として働いているかどうかを検討した。本研究では,そのプロテアソーム分解に重要であることが知られているユビキチン様ドメイン(UBL)欠失のHERPUD1のバージョンを発現させた。HERPUD1-WTと比較して,UBL欠失バージョンは基底および誘発マクロオートファジーに負の役割を引き起こすことを見出した。予想外に,安定化HERPUD1は,以前に記述された管状ER再配列に類似した積層管構造の増加を観察する,変性蛋白質応答活性化とは無関係にERリモデリングを促進することを見出した。重要なことに,UBL内のホスホミメティックS59D変異は,HERPUD1の安定性およびERリモデリングの増加を含むUBL欠失バージョンで観察される表現型を,オートファジーに対する負の役割と共に模倣した。さらに,UBL欠失バージョンとHERPUD1-S59Dは細胞サイズの増加を誘発するが,HERPUD1-S59Dは核サイズの増加を引き起こすことも見出した。興味深いことに,UBLとホスホ模倣S59Dバージョンの欠失によるERリモデリングは,リソソームの数と機能の増加をもたらした。さらに,UBL欠失バージョンおよびホスホ模倣S59Dバージョンは,ストレス条件下で細胞生存の増加を示すER-リソソーム膜接触部位条件の拡張パッチの存在を伴うタイトなER-リソソームネットワークを確立した。まとめると,安定化HERPUD1は,ERとリソソームの間の閉鎖相互作用の代わりに,薬物-細胞ストレス生存に帰結する,マクロオートファジーをダウンレギュレートする。Copyright 2022 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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細胞生理一般 
引用文献 (112件):
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