文献

J-GLOBAL ID：202202262849709302   整理番号：22A0490866

温度とpHは有機由来土壌栄養素の化学量論的制約を仲介する【JST・京大機械翻訳】

Temperature and pH mediate stoichiometric constraints of organically derived soil nutrients

著者 (2件)： Souza Ligia F. T. (Department of Ecology and Evolutionary Biology, Kansas Biological Survey & Center for Ecological Research, University of Kansas, Lawrence, Kansas, USA) ,  Billings Sharon A. (Department of Ecology and Evolutionary Biology, Kansas Biological Survey & Center for Ecological Research, University of Kansas, Lawrence, Kansas, USA)
資料名： Global Change Biology  (Global Change Biology)
巻： 28  号： 4  ページ： 1630-1642  発行年： 2022年 
JST資料番号： W2590A  ISSN： 1354-1013  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 微生物と根によって生産されるエキソ酵素がどのように機能するかにおける不確実性のため,温暖化が土壌有機物(SOM)分解中の資源流にどのように影響するかは不明のままである。温度上昇は大部分のエキソ酵素の活性を増強できるが,土壌pHはそれらの触媒効率に制限を課す。酵素活性に対する温度とpHの影響は環境試料でしばしば調べられているが,精製酵素動力学は酵素の固有温度応答の基本的属性を明らかにし,そして,崩壊-遊離資源の相対的放出(循環流量比)が環境条件でどのように変化するかを明らかにした。本論文では,分解中のC,N,およびPのSOM放出に関する基本的,生化学的制限,および環境への異なるエキソ酵素応答が,生物利用可能な土壌資源の化学量論に関する生物圏規模の有意性を発揮できるという原理を明らかにする。そのために,生態学的に適切なpH勾配を横断してP放出酵素(酸性ホスファターゼ)の反応速度を特徴付ける新規データセットでCとNを放出する2つの加水分解酵素の以前に発表された固有温度感度を組み合わせた。これらのデータを用いて,温度予測と土壌pH分布に基づいて,世紀末までに地球規模でこれら3つの酵素活性(C:N,C:P,N:P)に由来する流量比の潜在的変化を推定した。これらの結果は,これらの加水分解酵素の温度感受性とpHが,これらの酵素に由来する生物利用可能な資源の相対的利用性をいかに支配できるかを強調する。本研究は,変化するSOM入力と組成,栄養素利用性,および微生物機能が,変化する気候における陸上生態系機能を計画するそれらの努力に組み込むモデルへの,微生物エキソ酵素の良く定義された動力学的制約の有用性を明らかにする。Copyright 2022 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 反応速度 ,  不確実性 ,  微生物 ,  気候 ,  酵素 ,  *栄養素 ,  酵素活性度 ,  土壌有機物 ,  酵素反応速度論 ,  *化学量論 ,  土壌酸性度 ,  生態学 ,  昇温 ,  温暖化
準シソーラス用語： 環境条件 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (9件)： 酸性ホスファターゼ ,  流量比 ,  地球変化 ,  N-アセチルグルコサミニダーゼ ,  栄養素利用性 ,  土壌酵素活性 ,  土壌pH ,  温暖化 ,  β-グルコシダーゼ

分類 (1件)： 土壌生物  (FB04050N)

タイトルに関連する用語 (5件)： pH ,  土壌 ,  栄養素 ,  制約 ,  仲介