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J-GLOBAL ID:202202263230433225   整理番号:22A1020413

メトホルミンで治療した肝癌細胞Huh-7のトランスクリプトーム解析【JST・京大機械翻訳】

Transcriptome Analysis of Liver Cancer Cell Huh-7 Treated With Metformin
著者 (8件):
資料名:
巻: 13  ページ: 822023  発行年: 2022年 
JST資料番号: U7091A  ISSN: 1663-9812  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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メトホルミンは,肝臓グルコース産生を阻害し,筋肉グルコース取込を増加させることにより,グルコースホメオスタシスを調節する一種の広く使用されている抗糖尿病薬である。最近,いくつかの研究は,メトホルミンが様々な癌において抗癌特性を示すことを示した。いくつかの抗腫瘍機構はメトホルミン作用のために提案されているが,ヒト肝臓癌におけるその作用機序は解明されていない。本研究では,in vitroでの肝細胞癌(HCC)のHuh-7細胞に対するメトホルミンの抗腫瘍効果の根底にある分子機構を検討した。RNA配列決定を行い,Huh-7細胞のトランスクリプトームに及ぼすメトホルミンの影響を調べた。結果は,4,518遺伝子(log2倍変化>1または<-1,調整p値<0.05)が,0mMメトホルミンと比較して25mMメトホルミンの処置でHuh-7細胞で差次的に発現し,1,812の上方制御と2706の下方制御された遺伝子を含むことを明らかにした。遺伝子オントロジーおよび遺伝子およびゲノム経路解析により,有意に濃縮されている54の古典的経路を同定し,16の経路は細胞周期,DNA複製,細胞外マトリックス-受容体相互作用などの癌と密接に関連する。HCCと密接に関連する11の差次的発現遺伝子を選択し,定量的リアルタイム逆転写-ポリメラーゼ連鎖反応によるそれらの差次的発現を検証した。結果は,脂肪酸シンターゼ,ミニ染色体維持複合体成分6と5,ミリストイル化アラニンリッチCキナーゼ基質,脂肪酸デサチュラーゼ2,C-X-Cモチーフケモカインリガンド1,骨形成蛋白質4,S-相キナーゼ関連蛋白質2,キニノーゲン1,および増殖細胞核抗原の遺伝子が下方制御され,二重特異性ホスファターゼ-1が25mMメトホルミンの処置でHuh-7細胞で有意にアップレギュレートされたことを示した。これらの差次的発現遺伝子と経路は,メトホルミンの抗腫瘍効果に決定的な役割を果たし,HCCを治療するメトホルミンの潜在的標的である可能性がある。更なる研究は,in vivoでの抗癌作用のメトホルミン機構を評価するために必要である。Copyright 2022 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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抗腫よう薬の基礎研究 
物質索引 (1件):
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引用文献 (76件):
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  • AbassiY. A., XiB., ZhangW., YeP., KirsteinS. L., GaylordM. R., et al (2009). Kinetic Cell-Based Morphological Screening: Prediction of Mechanism of Compound Action and Off-Target Effects. Chem. Biol. 16 (7), 712-723. doi: 10.1016/j.chembiol.2009.05.011
  • Abou-AlfaG. K., MeyerT., ChengA. L., El-KhoueiryA. B., RimassaL., RyooB. Y., et al (2018). Cabozantinib in Patients with Advanced and Progressing Hepatocellular Carcinoma. N. Engl. J. Med. 379, 54-63. doi: 10.1056/NEJMoa1717002
  • AlisonM. R., HuntT., ForbesS. J. (2002). Minichromosome Maintenance (MCM) Proteins May Be Pre-cancer Markers. Gut 50 (3), 290-291. doi: 10.1136/gut.50.3.290
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