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J-GLOBAL ID：202202263311797135   整理番号：22A1079788

京都府阿蘇海におけるクロダイによるアサリの捕食実態の把握

Assessment of predation on Manila clam Ruditapes philippinarum by black sea bream Acanthopagrus schlegelii in Aso-kai Lagoon, Kyoto prefecture

著者 (3件)： 谷本尚史 (京都府農林水技セ 海洋セ) ,  久田哲二 (京都府 農林水産部) ,  田中雅幸 (京都府農林水技セ 海洋セ)
資料名： 京都府農林水産技術センター海洋センター研究報告
号： 44  ページ： 13-18  発行年： 2022年03月 
JST資料番号： Y0304A  ISSN： 2185-3908  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 阿蘇海におけるクロダイのアサリ捕食実態を把握するため,捕食されたアサリの破砕殻から被食個数と殻長を推定した。殻長の推定に向け,靱帯長と殻長の関係を検討した結果,直線式よりAICの低いアロメトリー式を殻長推定モデルとした。一方,クロダイによるアサリの捕食時期は4月中旬から10月下旬までと,他の海域より長期に亘っていた。また,同時期の漁場に生息するアサリと被食アサリの殻長を比較したところ,クロダイはその時漁場に多く存在する殻長5mm~25mmのアサリを主に捕食していると推察された。(著者抄録)

シソーラス用語： *タイ科 ,  *アサリ ,  *生物相互作用 ,  食害 ,  ラグーン ,  京都府 ,  実態調査 ,  靱帯 ,  アロメトリー ,  成長 ,  数学モデル ,  動物行動
準シソーラス用語： Acanthopagrus schlegeli ,  Ruditapes philippinarum ,  *クロダイ ,  阿蘇海 ,  殻長 ,  成長モデル ,  捕食 ,  捕食者-被食者相互作用

分類 (4件)： 魚類  (FH02020K) ,  魚類以外の水産動物  (FH02030V) ,  漁場・漁況  (FH03020R) ,  異種生物間相互作用  (EE01050A)

引用文献 (14件)：

• 張成年, 山本敏博, 渡辺一俊, 藤浪祐一郎, 兼松正衛, 長谷川夏樹, 岡村寛, 水田浩治, 宮脇大, 秦安史, 櫻井泉, 生嶋登, 北田修一, 谷本尚史, 羽生和弘, 小林豊, 鳥羽光晴.2013.アサリの非対称殻模様出現頻度における地域差.日水誌,79 (2): 190-197.
• Hoffman, A. 1978. Growth allometry in a bivalve Anadara dilvii (Lamarck) from the Badenian (Miocene) Korytnica clays, Poland. Acta Palaeontologica Polonica. 23 (1): 41-49.
• Huxley, J. S. 1932. Problems of relative growth. Dovar, New York.
• 泉川晃一・村山史康.2018.浅口市寄島町地先人工干潟におけるアサリ減耗要因の推定.岡山県農林水産総合センター水産研究所研報,33: 17-22.
• Oniwa, K., M. Nakano, Y. Fujio. 1988. Heterogeneity within and between geographical populations of the short-necked clam, Ruditapes philippinarum. Tohoku Journal of Agricultual Research, 38: 49-60.

タイトルに関連する用語 (6件)： 京都 ,  阿蘇海 ,  クロダイ ,  アサリ ,  捕食 ,  把握