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J-GLOBAL ID:202202263545807842   整理番号:22A0612204

集光複合体の集合装置 緑藻類Chlamydomonas reinhardtiiにおけるAlb3.1-cpSRP-LHCP複合体の同定

Assembly Apparatus of Light-Harvesting Complexes: Identification of Alb3.1-cpSRP-LHCP Complexes in the Green Alga Chlamydomonas reinhardtii
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資料名:
巻: 63  号:ページ: 70-81 (WEB ONLY)  発行年: 2022年01月 
JST資料番号: U1159A  ISSN: 1471-9053  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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単細胞緑藻Chlamydomonas reinhardtiiは,クロロフィルa/bとカロチノイドを会合する多くの集光複合体(LHC),すなわち,光化学系IIでは,主要なLHCII(タイプI,II,III,IV)とマイナーな集光複合体CP26,CP29,ならびに光化学系Iでは,9個のLHCI(LHCA1-9)を含む。淡緑色突然変異体BF4は,チラコイド膜におけるLHC蛋白質の挿入,折畳み,集合に関与するインセルターゼ(insertase)をコードするAlb3.1遺伝子の欠損によりLHCの蓄積障害を示した。ALB3.1がLHC集合を支援する分子機構を解明するために,BF4を補完し,C末端(cAlb3.1,cAlb3.1-HA,またはcAlb3.1-3HA)で非,単一または三重ヒトインフルエンザヘマグルチニン(HA)標識と融合したALB3.1を発現させた。得られた補完株は,野生型(WT)レベルに匹敵するほとんどのLHC蛋白質を蓄積した。Alb3.1-HAとAlb3.1-3HA調製物のアフィニティー精製により,ALB3.1が,葉緑体シグナル認識粒子(cpSRP)のcpSRP43,cpSRP54,およびいくつかのLHC蛋白質,すなわち,2つの主要LHCII蛋白質(タイプI,III),2つのマイナーLHCII蛋白質(CP26,CP29),8つのLHCI蛋白質(LHCA1,2,3,4,5,6,8,9)と相互作用することが分った。パルスチェイス標識実験から,新しく合成した主要LHCII蛋白質がAlb3.1複合体に一過性に結合することが明らかになった。本稿は,Alb3.1が,cpSRP43およびcpSRP54と相互作用し,チラコイド膜でほとんどのLHCの集合装置を形成することを提案する。興味深いことに,光化学系I(PSI)蛋白質がAlb3.1調製物でも検出されたことは,LHCIがAlb3.1-cpSRP複合体から分離する前に,PSI-LHCIサブ複合体を形成するためのPSIコア複合体へのLHCIの同化が発生することを示唆した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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植物生理学一般  ,  光合成 

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