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J-GLOBAL ID：202202263955027721   整理番号：22A1080033

大型船舶用クラックアレスター鋼板の脆性亀裂伝播停止靭性値に関する一考察

A Study on Brittle Crack Arrest Toughness of Crack Arrestor Steel Plates for Large Ships

著者 (6件)： 松本和幸 (一般財団法人 日本海事協会) ,  山口欣弥 (一般財団法人 日本海事協会) ,  福井努 (一般財団法人 日本海事協会) ,  山本元道 (広島大学 大学院 先進理工系科学研究科) ,  谷野忠和 (久留米工業高等専門学校) ,  矢島浩 (矢島材料強度研究所)
資料名： 圧力技術  (Journal of High Pressure Institute of Japan)
巻： 60  号： 1  ページ： 4-17(J-STAGE)  発行年： 2022年 
JST資料番号： S0913A  ISSN： 0387-0154  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 船舶構造設計のための破壊管理と制御の究極の目的は,「船舶の沈没を避ける」という「ゼロ大事故」を達成することである。特に大きな船舶の構造設計のために,クラックアレスト構造(クラックアレスター)をいかに適用するかが最も重要である。ところでコンテナ船における船舶容量は年々増大し,最近の10年間では,20,000TEUクラスの超大型コンテナ船を開発,建造した。したがって,クラックアレスターはますます重要になっている。本研究では,第2次世界大戦における一般的貨物船から新たに開発した非常に大型なコンテナ船に対する船舶構造の過去の重大な事故に基づき,これらの船舶の船体構造設計のための構造鋼板に必要な脆性亀裂停止靭性を考察し,議論した。最後に,最近建造している20,000TEUクラスコンテナ船用の非常に厚い溶接鋼板に必要な脆性亀裂停止靭性値Kcaを議論した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 大型 ,  *船舶 ,  *鋼板 ,  脆性 ,  亀裂伝搬 ,  *靱性 ,  構造設計
準シソーラス用語： 亀裂伝播

著者キーワード (9件)： 脆性破壊 ,  亀裂アレスタ ,  溶接型亀裂アレスタ ,  非常に長い脆性亀裂 ,  極厚鋼板 ,  脆性亀裂停止靭性 ,  実物大構造要素モデル試験 ,  脆性亀裂停止設計 ,  超大型コンテナ船

分類 (1件)： 船舶構造・材料  (QJ03020I)

引用文献 (28件)：

• 1)金沢 武,町田 進,的場正明:“クラックアレスターに関する基礎的研究(第1報)”,造船協会論文集,第115号,pp.78-88(1964.6).
• 2)金沢 武,町田 進,的場正明,多田 洋,金原 勲:“クラックアレスターに関する基礎的研究(第2報) -Patch型アレスターモデルについての基礎的考察-”,造船協会論文集,第116号,pp.124-135(1964.12).
• 3)吉識雅夫,金沢 武,町田 進:“クラックアレスターに関する基礎的研究(第3報)-実験的検討-”,造船協会論文集,第118号,pp.192-203 (1965.12).
• 4)池田一夫,矢島 浩:“クラックアレスターについて”,船舶技術研究所報告,第3巻,第6号,pp.19-26 (1966.11).
• 5)木原 博,金沢 武,池田一夫,前中 浩,木下 勝,永元隆一,矢島 浩:“クラックアレスターの有効性について(第1報)”,造船協会論文集,第122号,pp.191-199 (1967.12).

タイトルに関連する用語 (7件)： 大型船 ,  クラック ,  アレスター ,  鋼板 ,  脆性 ,  亀裂伝播 ,  靭性