抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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・集団の中である属性をもつものがどれだけ存在するか,どの範囲に多く存在するかを表現できるのが確率分布。
・顧客分析では確率分布を用いた図で説明されることがあるが,その理解に必要となる母集団や正規分布といった概念を,本稿にて解説。
・データを分析する場合の最終的な関心の対象は「データの元となった集団」すなわち母集団であり,内閣支持率の支持か不支持かの調査を例に,母集団のベルヌーイ分布による表現を解説。
・身長の分布として知られる正規分布,正規分布に近いとされる株価収益率の分布,値の分布は正規分布ではないものの変換を施すことで正規分布に近付けることができる例を挙げ,正規分布を解説。
・正規分布以外でよく用いられる分布として,対数正規分布,指数分布,ワイブル分布について解説。
・対数分布は大きな格差を有するデータ,指数分布は予測が困難なデータ,ワイブル分布は時間の経過とともに確率が増加するデータに向いていることを解説。
