抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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紙ベース,遠心およびキャピラリーマイクロ流体デバイスのような流体取扱いユニットへの電気化学バイオセンサの統合を,体液マーカーの定量的検出のためのポイントオブケアプラットフォームを開発する目的で探索した。しかしながら,現在の流体デバイス設計は,フルアッセイ自動化の能力,1つまたは複数の試薬の手動負荷を必要とするか,または液体操作のための外部デバイスを必要とする。このような流体ハンドリングプラットフォームはまた,様々なバイオマーカーを検出する普遍性を必要とする。また,これらのプラットフォームは,スケーラブルな製造に不適当な材料および高い生産コストで,主に製造される。また,流体流の機構は,バイオセンシングの精度に悪影響を与える埋め込みバイオセンサにノイズを誘起する。本研究は,無標識電気化学バイオセンシングアッセイの幾つかの段階を自動化する完全自動化及びユニバーサルキャピラリー駆動マイクロ流体プラットフォームの信頼できる設計を示すことにより,これらの課題に対処した。これらの段階は,試料分割,制御培養,非特異的結合の除去,試薬混合及び検出電極へのデリバリー及び電気化学検出を含む。マイクロフルイディックデバイスの多層構造は,ポイントオブケアデバイスの作製に商業的に使用されている高分子および接着剤材料で作られている。デバイスの異なる成分(例えば,サンプリングユニット,ミキサ,抵抗,遅延バルブ,相互接続部品)の設計と形状を,高い再現性に達し,バイオセンサに誘起されるノイズを最少化するために,複合実験試験と数値流体流モデリングを用いて最適化した。概念の証明として,このオンチップ免疫センシングプラットフォームの性能を,リン酸緩衝生理食塩水(PBS)中のグリア線維酸性蛋白質(GFAP)の迅速で自律的な検出に対して示した。マイクロ流体免疫センシングデバイスは30分以内でGFAPの検出に対して10~1000pg mL-1の線形検出範囲を示し,検出限界(LoD)とPBS中の3pg mL-1と39mL pg-1mm-2の感度であった。簡単さ,試料対結果性能,異なるバイオ流体に対する普遍性,低コスト,高再現性,スケーラブル生産との両立性,および短い分析時間のため,提案したバイオセンシングプラットフォームは,迅速な診断および予後応用に対する異なる臨床体液中の他のバイオマーカーの検出にさらに適応できる。Copyright 2022 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】